こんにちは、4回生の岸本です。

遅くなりました。先ずはインカレトラックのレポートです。

インカレの舞台としてはお馴染みの松本市の美鈴湖で今年も開催されました。

僕は、最初で最後のトラック。種目は団体追い抜きでした。
昨年はロード一本と決めて挑んだだけに、今年もトラックはないだろうと思っていましたが、春先には補欠としてメンバーに入り、最終的に自分が走ることになりました。

走るからにはもちろん、チーム目標の4分30秒切りを達成する責任があります。
目標を達成するには、正直僕以外の3人はいつも通りの走りをすれば達成できる脚を持ってるので、自分が迷惑にならないように耐える走りをするだけでした。

前々日の試走をした感じはとても脚が軽く、これが高地の魔法かと思いましたが、自分の調子が良いと思い込むことにし、前日練習では0スタートの1周のタイム測定をし、1走の感覚を覚え直し本番に挑みました。

しっっかりアップして、心も脚もタイヤも温めてスタートへ。

団抜きを公式な大会で初めて走るので、カウントダウンの緊張感はロードレース以上でした。
1回目はバック側のフライングにより再スタート。

入りのタイムは28秒フラの予定で、27.8秒。

タイム的には悪くない。
いい感じに入ってそのまま、後輩たちがなかなかのハイペースで、予定の1秒近く速いラップで回してくれる。
自分の脚は結構最初からギリギリで、
2回目の戦闘では自分で1秒近くタイムを落としてしまいました。
それを島津、西田がかなり修正してくれて、このままいくと目標の4分29秒台は確実だと思っていたので、3回目の先頭で僕は離脱しようと考えていました。かなり限界だったので。

そして3回目の先頭が来て半周で上がり、後ろを見ると隊列がバラバラに。
最初自分がクソペースを落として詰まってしまったのかと思いましたが、その直後に島津が「パンク!3人でいけ!」
と叫んでいたので、とにかく早く修正することで頭がパニックに。
なんとか岡田の後ろについて、崩壊だけはしないように粘って、ラスト3周は、西田と岡田に引いてもらいゴール。

タイムは4分32秒

一年間目標の4分29秒台を目標にやってきて、出せそうだっただけにほんとに悔しかったです。
トラック専門の西田は1kmもそうだけど、団抜きの思いも人一倍強く、チームを引っ張ってきてくれたから、相当悔しかったはず。

ただ、二回生の岡田、島津は来年こそは切れるという自信にもつながった一戦だったと思います。
メンバーは代わりますが二回生は、まだまだ伸び代があるし、一回生はこれからの一年で見違えるような成長をしてくれるはず!笑
才能のない僕でも二回生の時は団抜き補欠でした。
来年の団抜きの正メンバーのシートは蹴落とさなくても2枠は確実に空いている絶好のチャンス。
ここに座るのは自分だと、全員が切磋琢磨して勝ち取ってほしい。

話は少しずれましたが、今年のインカレトラックは最初で最期の大切な経験をさしてくれました。

ー4回生 岸本 啓杜ー