4回生福元です。今回は国体予選選考兼大阪選手権の報告をさせて頂きます。

 会場はいつもの岸和田競輪場。天候は猛暑の一言、日差しがとても厳しいかったけれども、スポンサーであるキャット様から提供して頂いている日焼け止めがとても効いていました。僕は日焼け止めをこれまで1度も使ったことがなかった人間なのですが、体感できるほど日差しに対して余裕ができて驚きました。ありがとうございます!!

 種目はスプリント、ケイリン、あとオープンで1kmtt。身体の調子は前日8時から寝ていたこともあって良好でした。

 会場入りは西日本豪雨による大学の閉講のため積み込みが当日になりかなり遅れてしまった。よって試走は無し。ローラーも程々にしてストレッチと青山さん式アップで身体を温める。一発目はケイリン予選。

 ケイリンは1コース、試走できてないこともあり先行はじんわり上げていく。残り一周で打鐘がなると朝日がアタック。後ろは誰も付けてないようでそのまま番手にゴールして2着で決勝へ。

 次はスプリント予選。周回は快調、駆けおろしはう〜んといった感じ。踏んだ時の伸びがいまいち。タイムは11.208でまあまあだった。

 少し空いてスプリント1/4決勝、相手は岡田。自分がインだったけど岡田がスーッと前に出たからそのまま先行してもらう。残り一周でスプリンターレーンを確実に取れる位置取りにして残り250から駆けおろしでそのまま先行してゴール。

 1時間程空いてスプリント1/2決勝。相手は山神。なあなあの展開では絶対に勝てないから自分主導で展開を作ることを強く意識。一本目は先行すると山神が20m程後ろに位置。3コーナーで上バンに上がるフリしてそのまま一周駆け。後ろからだと射程圏内だから残り150mまで抑えて抑えてGO。自分の先着でゴール。

 2本目は山神が先行して残り250mまでジリジリと牽制。そこからほぼゼロスタに近い形で先行。並走されたけど34コーナーのセンターで山神から1車身先行したからそのままスプリンターレーンを奪取。そのまま先行してゴール。

 2本目は自分も山神もかなり疲労困憊しててかなり追い込まれてたけどそれ以上に山神が不調だったというのが感じ取れた。自分から展開を作れたのはそれも理由の1つだと思う。

 その後1kmTTがあるも脚が戻らずトップスピードが全く出せなくてタイムもめちゃくちゃだった。回復の遅さが課題だと感じた。

 そこから結構時間が空いてケイリン決勝。山神自分大経阪大朝日朝日という順番。残り一周で朝日朝日のアタック、スピードに結構な落差がありそのまま2人が先行。山神が3コーナーから被せにかかるも番手の朝日が並走して強いプレッシャーをかけて山神を削りにかかる。自分は前3人が並走しているからコーナーでは無理せず抑える。ホームストレートにかけて一気に捲りにかかるも先頭から大体2.5車身、かなり厳しいなぁ〜と思いつつ前3人がホームストレートであまり伸びなかったため、ギリギリ全員捲ってタイヤ差でゴール。山神が朝日のプレッシャーからラインを崩さなかったことがこのレースを決めたと思う。展開、そして山神に支えられたレースだと思った。

 ケイリンが終わって10分くらいでスプリント決勝、相手は島。一本目は駆けおろしのラインを封じて先行するも残り350辺りで島にインを深くつかれてそのまま先行される。34コーナーセンターで並んで捲りにかかるも半車身遅れてゴール。

 2本目は疲労が限界だった。シッティング、ロングスプリントのどちらの展開も絶望的だったから上から島をスプリンターレーンに抑え込んで残り250でスプリント。4コーナー手前で島を抜かすもそのままスプリンターレーンに入って接触したらどうしようと一瞬迷ってしまってスプリンターレーンを奪うチャンスを逃してそのまま負けてしまった。

 島との実力差はあれど自分のできることを活かして戦うことができた。けれども大切なところで踏ん張りが効かなかったのは自分の実力相応の結果だと思う。

 それでも今回のケイリンでの優勝は本当に嬉しかった。表彰式に出ることはあっても1番にはなれず、いつまでも中途半端な自分でいるのかという焦燥感があった。1番になるまで1回生から今まで3年以上かかった。今までの人生を含めれば20年以上かかった。でもそれだけ1番は自分にとってとても誇りにできて最後のインカレにかけてより強い気持ちになれた。また、その優勝を多方から褒め讃えて頂き、とても嬉しかった。

 またこういう結果になれたのは日焼け止めを提供して頂くことで猛暑の中体調を崩すことなく活動できたキャットアイ様のサポートのように他にもいくつもの活動を支えてくださったスポンサーの方々や家族、チームがあってこそで、そういった方々の支えや期待を以て結果を出せたことでより価値のある優勝にできたと思います。

 今度はナショナルトラックカップでさらに上のレベルと戦うことができ、インカレ前に最後の全国レベルに挑戦できる大会です。ここでは海外からの選手も出場する大会なので気になった方はTwitterやInstagramで速報をするので是非応援よろしくお願いします!!

ー4回生 福元啓太ー