こんにちは。2回生の中西です。
今回は静岡県日本サイクルスポーツセンターで開催された修善寺オープンロードレースのレポートになります。

僕は自転車競技を始めて約6ヶ月になりました。レースは今回で2回目でした。

自分はクリテリウムは苦手でアップダウンのあるコースが得意です。今回のレースコースである日本サイクルスポーツセンターはアップダウンのあるコースで自転車専用のコースレイアウトで自分にとっては、まさにベストコース。万全の準備で挑みました。

レース1週間以上前から作戦を立てていました。具体的には出走選手の把握、コースレイアウト、去年のリザルトからの分析、先輩からのアドバイスなど…いろいろ研究していました。

 

 

 

 

自分の今回の作戦としてはレース終盤まで先頭をひかずに脚をためる。
集団の後方でライバルたちの動きを観察し、残り2周回目でペースアップするはず…。
下りを利用して先頭に位置どり、登りを制してゴールという作戦。

レース本番。

スタート位置は最後尾でした。

 

 

 

集団の後方で脚を溜めつつライバルたちを観察しながら周回を重ねていく。

次々と前、横、後ろにいるライバルたちが千切れていく…。

自分は無理せずに無駄な体力を使わないで温存できていました。

 

 

 

途中、島津が落車に巻き込まれるアクシデントが発生しましたが、それは集団中程、後方にいた自分は巻き込まれる心配はなかった。

レース終盤7周目あたりで人数は減っている
はずだと作戦では予想していましたが、予想以上に集団の人数が多い(30人くらいいました)

これはラスト混戦するぞと思いながら8周目に突入。
しかし、集団のペースが思ったよりも上がらない。これはまずいと思いながら、10周目になって、下り区間を利用して集団後方から中程までアップ。
集団の様子を見る。
しかし、ここで判断ミス。
自分の周りにいたライバルたち(集団中程)は限界だったようでゴール2コーナ手前の肝心な登りのスパート区間で失速している選手ばかり…。

やばい。出遅れる‼︎

まだ自分は踏める。
回せる。
走れるんだ。

前に行かせてくれ‼︎

なんとかライバルたちの間をすり抜けながら、飛び出しましたが、島津たちは集団の先頭にいたためスピードが違いました。

これは普段の関大練でよく自分がやってしまっているミスでした。
抜け出すタイミング、自分の力を信じて前に出なかった甘え、油断が出ていました。

結果6位でした。
クラス2に昇格するのは5位まででした。

あと一人抜かせれば…

5位との差は2秒。
自転車競技で2秒は大きいと思う方がほとんどだ思います。

しかし、自分にとってはものすごく小さい差でした。前の選手とは手が届きそうな距離だったように思えます。

母親もレースを見に来てくれていて、ゴール後に声をかけてくれました。

大学から競技を始めて、6位。よくやった‼︎
と言っていました。

しかし、僕はそうは思いません。
経験が浅い?(その差は練習で埋めれていたはず…)

何故、自分は6位だったのか…。

それは判断力が足りなかった。

終盤にもっと前にポジションを上げておけば…。
仕掛けるのが遅かった。

レースでは作戦通りに完璧に上手くいくとは限らない。

状況に合わた柔軟な対応、作戦の変更が必要でした。

それは普段の練習でレースを想定した走りをしなければならない。

今回のレースではそのことを強く感じさせられました。

そして後悔のみならず、自分に自信が持てました。
レース前は、完走すら難しいのではないか?
大差をつけられてDNFではないのか?
と不安でした。
しかし、走ってみると、違いました。
もっと自分を信じてレースに挑んでいれば表彰台は狙えたと思います。

次のレースは今週末にあります。
自分を信じて走ります。

 

 

 

ー2回生 中西諒磨ー