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九州チャレンジサイクルロードレース

リザルト
A-MU 2位

warming up
今回は僕にとって初めてサーキットを走るレースである。エリート(プロチームも参加)と混走であること、道幅が広いこと、標高800mの場所にあり冷える可能性があること、スタート時間がいつもより遅いこと(14:00レーススタート)、最大勾配・斜度など様々な要件をいつも以上に確認した。なんせ以前の西日本チャレンジサイクルロードレースでは全日本選手権への資格を取るどころか、集団内のほぼ最後尾でゴールという惨敗を期したからである。とても悔しかったし、全日本を決められなかったことへの焦りがあった。今回で必ず決める、強い意気込みで挑んだ。
当日の朝は余裕を持って準備することができた。9:00頃にホテルで朝食を多めに取った。11:00過ぎに会場に到着した。ローラーで脚を回した後、会場付近は走るところがたくさんあったので、少し乗った。というのも前日にタイヤをパンクさせてしまい、当日は新品タイヤを履いていたからである。調子はいい。気温は低く、風も吹いていたので、身体は冷やさないように。

A-MU
僕はU23カテゴリに出場であったが、今回の魅力はエリートと混走であるということ。プロチームも出場していて、プロチームがどのような動きをするのかを楽しみにしていた。予想通りプロチームが前に固まり、レースを動かしていた。レースが始まってすぐだろうか、僕の気づかない間に8名の逃げができたようだ。やってしまった、タイムギャップは開いていくばかりで追いつくのは厳しそう。これは後で分かった話だが、逃げはエリートの選手のみで、U23の選手はみな集団内にいる。正直安心した。僕は全日本の資格を確実に獲得し、入賞する事が目標であった。これは西日本の時と同じ目標であるが、ラストチャンスである今回のレースはより一層緊張した。レースも初めは飛び出す選手が何名かいて、ペースが早かったが、逃げが決まり、レース中盤に差し掛かるころには集団は落ち着いた。僕の考えは集団内にいて有力選手の動きがあれば見逃さないようにし、得意な登りで少し前に出てみようかな、なんて考えたりしていた。レース後半は何名か集団から遅れていく選手もいて、人数は徐々に減っていく。いよいよ最終周回。これまで微妙なペースアップはあったが、脚はまだまだ余裕がある。ゴール手前は登りなのでそこで飛び出すことに決めた。僕より先に他大学のU23の選手が飛び出した。登り始めるか始めないかのところだろうか。その選手以外はまだ動いておらず、僕はまだ脚が残っていたし、ゴールまでまだ少し距離があるから集団で待っていた。その選手との距離は遠くなく、捕まるかな、と思ったが、差がつまらない。焦って飛び出したが、遅かった。ゴールまでもがき切ったが、3秒差で負けてしまった。あと一歩のところで負けてしまった。2位。この順位の重みを感じた。
とはいえ、全日本選手権への切符を得たし、表彰台にあがれた。悔しさの中に正直嬉しさもあった。この悔しさは全日本で晴らそうと決めた。

今回のレースは、くもり→晴れ→雨→雹といったように、荒れた。天候が変わればレースが変わる。体温が下がり、身体の動きが鈍る。ブレーキも効かなくなる。そのことにおける経験値を獲得できたことは大きい。九州でいい経験ができた。
ありがとうございました!

そして、古賀ファミリーの方々、本当にありがとうございました。サポートのおかげで頑張れました!また九州にお邪魔しますね😁

2回生 山口 健士郎