お疲れ様です、三回生の小西瑛久です。
今日は埼玉県の利根川河川敷でチームタイムトライアル(長いからTTT)がありました。去年もメンバーに選んでいただいて出場は2回目。去年のレース後に二度と走らないと違った大会を今年も舞い戻ってきました。
今年のメンバーは谷さん、山神、自分、田淵。並びもこの順番。4人で出走して3人目のタイムがそのチームのタイムになるから1人は途中で切り離して、どのチームも3人でゴールする。つまり実力が3番目だと最後は死ぬ気で食らいつかないといけない。そしてレース前から漂う自分の3番目感。
目標順位は16位以内、60kmをアベレージ43km以上で走りきること。風は無かったので往路、復路ともに44kmで走ることをレース前の試走で4人で決める。
最初のスタートは谷さんがスピードに乗せる。0km〜15km地点までは予定より速いアベレージ47kmくらいで入る。この時はまだ脚も心肺も余裕。谷さん、山神が多めに前を引いてくれるから予定より速くても慌てずに走れた。

15km〜30kmはスピードも落ち着いて、たぶん平均時速が44kmくらい。この辺りから自分はキツくなってきた。谷さん、山神の顔を見たらまだまだいけてる。田淵も自分よりはよっぽどいい顔をしている。チームメイトしかいないからポーカーフェイスなんかせずに口を全開にして顔もくしゃくしゃにして走っていたら谷さんが
「無理せんで先頭変わっていいよ。」
「あざっす、助かります。」←こっちは心の声
頷くことしか出来ず短時間だけ前に出て後ろで休憩の繰り返し。

30km〜45kmはアベレージ42kmくらい。この区間で田淵が遅れる。前半から自分より頑張っていたし、しょうがない結果。これによって小西3番手決定。ここからは遅れずにゴールすることに集中する。2人には申し訳ないけど前でガンガン仕事はさすがに出来ない。しんどさ9割、申し訳なさ1割。
45km〜60kmはメータを見る余裕が無かったけどたぶん41kmくらい?人生で一番辛かった。谷さんの背中が偉大だった。山神がこんなに頼りになる後輩だったとは。ってのは今振り返ると巡ってくるだけで、レース中は下を向いて食いしばって着いてく。
まさかのおまけ、60km〜63km。レース前に頭には入れてたけど完全に飛んでた。この3kmがこんなきついとは。谷さんの全力引きに全力で着いて行く。ゴール、ってことばよりも「開放」って言葉が合う。
辛いことしか書いてないけど終わってみれば得るものが沢山あった。去年は15kmで力尽きたのを考えたら成長出来ていると思う。TTTは楽しいことはないけど辛いだけではなかった。サポートしてくれたチームメイト、監督コーチ、ありがとうございました。

そしてレポートを書きながら思いました。あと1年間はこの苦しみを味合わなくていいんだ。

ー三回生 小西瑛久ー