4回生福元です。今回はjicf国際トラックカップの報告をさせて頂きます。

 今回の試合は土日の2日間、会場は去年のインカレと同じ松本バンク、なので現地入りは金曜日から。種目はスプリント、1kmttで、当日は日差しが厳しくも風が涼しく大阪より幾分マシに感じました。

 朝一スプリント予選の200mftt。調子は良く、ギアは軽め。周回は楽に回すも先週と同じくトップスピードに乗り切れない感を超えることができずタイムは11.050。

 福島の反則級ハロン専用バンクとほぼ同じタイムを出せたということは確実に駆けおろす前の速度域が上がっているということ。全体のレベルがインカレと同じかそれ以上で予選落ちだったけれども、オリンピアンである新田祐大さんの駆けおろしを見て、あっこれでいいんだという納得ができた。西カレでは10秒台は出せると思う。

 続いて1kmttは1日目夕方の見通しだったけれどなんと2日目でした。夕方は涼しくてちょうどよかったから残念だったけど、その後のそうやの個抜きを見て自分もやってやると喝を入れることができた。

 2日目の朝は思いがけない絶好調。1日目より明らかに身体のキレが良かった。出走時間の3時間くらい前から勝手に集中してしまっていて、試合まで体力が保たないから変顔自撮りしたり普通に観戦したりして気を紛らわしていた。

 ギアは今までで1番重いギア、2回生で200mfttに使っていたような重いギア。もちろん失敗のリスクもあった。でも最後のインカレを賭けて日和ったギアで挑んで後悔はしたくなかった。それに自分はそのギアを踏める自信があった。

 緊張と集中が限界まで高まったスタート。タイミングは合った、フォームはできてるかわからん。3コーナーで尻を落としてttフォームに、1周半に入って脚が回らなくなってからは内転筋でひらすら踏む。筋肉がパンクして全身がめちゃくちゃ痛いのに回転が低いから心拍は上がりきらないままゴール。

 結果は1.09.781。やった!!切れた!!2年かけてほとんど更新できなかったタイムを超えることができた。ここまで何度も肝を嘗める思いをしてきた。去年は1kmttに出られず、先輩である小西さんとの差を痛感するばかりだった。自分のタイムそのものは全体を見れば大したことは無かったけれど、動画を見返せば改善点は山のようにあるしラップもより耐えることができるだけで数秒は更新できる余地があった。

 最後のインカレは自分の強みであるスプリント、自分をトラックに誘ってくれた1kmtt、そしてチームの力を合わせたチームスプリント。この3つで挑むことができる、それが嬉しい。

 ここ1ヶ月確実にステップアップを重ねることができていると感じる。でも今のペースではインカレで戦うことはできないとも感じている。ついにインカレまで残り1ヶ月を切った。

 最後に少し話は変わりますが、僕はインカレに対して他とは少し違う気持ちを持っています。それはスポンサーであるスポチュニティ様のTwitterより発信させて頂いています。他の選手のインカレにかける思いも聞くことができるので是非一度聞いてみて下さい。

 

 

 

ー4回生 福元啓太ー