こんにちわ!
主将の山神です
昨日、自分の最期のインカレが終わりました。
今回はそのレースレポートです。
今回のインカレは前々日入りで
8/15〜8/19まで静岡にいました。
朝は肌寒いくらい。競技場は山の上の方にあるので、日中でも涼しい日が多かったです。
今回の競技場は日本で唯一の屋内競技場「伊豆ベロドローム」
通常の競技場はコンクリートベースのものが多いですが、こちらは木製。
摩擦抵抗が少なく、遅いスピードで走っていると滑り落ちてしまうほどにツルツルしています。
東京オリンピックでの自転車競技トラック種目は、ここで開催されます!
いやぁ、そんな所で走れるなんて
なんかワクワクしますよね!
そんな競技場で3日間インカレが開催されました。
自分の出場種目は
スプリント・ケイリン・団抜き・チームスプリント
出たくても出れない選手がいる中、自分は4種目も出させて頂きました。
全選手の思いを背負って、全力で走りました。
まずは初日1発目の団抜き
出走順は西田、中村、自分、島津
西田が良い感じでスピードを乗してくれた。中村は緊張からかスピードを上げ気味で交代。自分はそれを維持して交代。ここで中村が集団から2車身ほど離して走っている。すかさず自分がその隙間に入る。
この時、中村は急に自分が前に入ってきたので怖くて、バックを踏み千切れてしまったそう…
申し訳ない…
ここからは3人でペースを刻んで行くが、毎回自分がペースを落としてしまい、情けない展開に。
残り8周の掲示板が見えて、後もうちょいやな。と思い踏みなおして番手交代。
この時、後輪に嫌な感覚があった。
テープスイッチを踏んでスリップしたと思った。しかし違った。
後輪を見てみると、ペッタンこにパンクしている。グリップも効かず、滑り落ちそうになった。
2人には申し訳無いけど、ゴール出来る状態ではなかったので、下に降りて走行を断念した。
最終組終了後に再発走をさして頂くことになった。
入りから終始安定したペースを刻むことが出来、中村も中盤まで着いてこられた。
中村が千切れた後、自分は一周引き。後輩は1.5〜2周引きで引いてくれるも、毎回自分でラップが少し遅れる。
後輩たちの力で何とかゴールし、タイムは4分41秒。
昨年のインカレよりも6秒遅いタイム。
目標としていたタイムは4分35秒だったので、悔しさが残る。
来年は後輩たちがこのタイムをクリア出来るよう、今から最大限のサポートをしていきます!
チームスプリント
出走順は自分・西田・福元
自分がトップスピードまで乗せ切って、2人がそのスピードを維持する作戦。
本番
スタートは自分で19.8秒で入った。ここまでは全国の上位レベルでも戦えていた。しかし、後ろ2人はスタートで2車身ずつ離れていた。西田は離れるもスピードを維持して離脱。福元は着けなかった影響で大きくタレてしまい、タイムは51秒。
目標は49秒代。
スタートさえ上手く繋げられれば、確実にクリア出来るタイムだったので、来年に期待!
スプリント
目標タイムは10:500秒
団抜きから小1時間後の出走。
上バンクでしっかりとスピードを乗せ、かけ下ろしでスピードを乗せ切ることを意識。
上バンクの助走は上手くいった。しかし、かけ下ろしは疲労でスピードを乗せ切ることが出来ず、タイムは11:355。
今回のインカレではトップ選手は皆、10:400秒を切るタイムで走っていた。今回の自分とは1秒もかけ離れている。
タイム競技に言い訳はない。
トップ選手達と1秒のギャップ。これを来年、後輩たちが埋められるようにサポートしていく。
彼らなら、きっとやってくれます‼︎
ケイリン
1組7名様で1/2決勝へは上位2名進出
自分の組には早稲田、日体大と強豪校が居たが、100%1着で上がる自信はあった。
インコースから早稲田〜自分は6コース。ベロドロームでは先行優位の傾向があるので、自分はギアをかけて先行する心算で時を待っていた。
ペーサー離脱後、集団は牽制状態。先頭を引く早稲田も先行優位であることは分かっているため、スプリンターレーンを取られないようにしっかりと守りを固めている。
ラスト2周
前の日体大が減速した。自分は交わすためにアウトに被せた。その時、日体大もアウトに上がって来て、自分の前輪が当たってしまい、自分が落車。
速攻で立つも、レースへの復帰は許されずDNF。
自転車競技はDNFになってしまうと、順位が着かない。なので、自分は敗者復活戦すら出ることが出来なかった。
こうして自分のインカレ出場種目は全て、あっさりと終わってしまった。
日々の練習で、合宿で培って来たものを望んだ形で表現することが出来なかった。
でも、悔しくはなかった。
それが勝負であって、スポーツの面白い所だから。
それに、この日に合わせて自分は自分に出来る事の全てをやってきた。
それでこの結果だった。
この結果でも、すんなりと認められる自分に驚いた。
周りもケイリンで負け、敗者復活戦にすら出られない筈の自分の様子を見て驚いていた。
後輩は、「自分だったら悔しくて大分凹みますけどね〜」とか言っていましたが
自分からすると、
全力で戦える環境を用意してくれたチーム関係者、サポートメンバーの元で戦えたのだから、何も悔しがって凹む要素はないなぁ。と思った。
悔いの残る練習や日々の積み重ねをして勝負に勝つことの方が、自分にとっては辛い。
よく監督は自分達に言います。
悲劇のヒーローになるな!話を美化するな!
まさにその通りだと思います。
ケイリンで落車したことに対して
落車してなかったら、絶対決勝へ上がれた。勝てた。あいつが悪いんや。
などと言っている人ほど、醜いことはこの上ないと思います。
今回、自分の心の底から湧いて来た感情が美化された感情やストーリーではなかった。それに気づくことが出来た大学四年目のこのインカレは、自分にとっての大きな財産であると強く感じました‼︎
自分は、インカレの4ヶ月前から部員に宣言し続けていました。
ケイリンで優勝して
ゴール後のウィニングランでメンバーとハイタッチをして
関西大学の旗を会場に掲げ
学校を会場中に響かせ
首にはメダルを
身体にはチャンピオンジャージを
右手には花束を
チームの仲間と共に喜び涙を流そうと
この言葉を自分は宣言し続けました。
そして、鮮明に強くイメージし続けました。
イメージして自分が泣いてしまうほどリアルに。
現実は、このイメージを体現することが出来なかったわけですが、この考動が間違っていたとは思いません。
いつになるか分かりませんが、後輩達が自分と同じ思いで再びインカレの舞台に立ち
表彰台の上からの景色を見られるように、自分はこれからの時間を使って行きます。
今回の試合では
昨年に引き続き、明治国際医療大学から青山トレーナーにお越し頂き、5日間密着でサポートして下さいました。
各選手からのレースレポートからも読み取れるように
施術してもらった選手は皆んな、口を揃えて脚が軽くなった、調子が良くなった!可動域が広がった!
言ってしまうほどの凄腕トレーナーです‼︎
自分も青山トレーナーから施術を受け、今年1番の調子の良さを感じていました!
また、施術だけでなく
アップの仕方、トレーニングの仕方、食事、怪我のケアなど、幅広いアドバイスも教えて下さりました!
本当にありがとうございました‼︎
チームメンバー、青山トレーナー、スポンサーの皆様、OB・OGの皆様、親御様、友人、応援・支援して下さっている全ての皆様へ
インカレと言う舞台で、入賞・優勝をすることが最大の恩返しであると私達は考えております。
しかし、それを成せるまでには今年も至りませんでした。
各校がそれを目指している中、我々も達成しようと日々精進させて頂いております。
いつになるかは分かりませんが、達成出来るその日まで、お力添えを頂けますでしょうか?
それまで、私達の出来うる限りの恩返しを続けさせて頂きます。
皆様、ご支援・応援・ご声援
ありがとうございました‼︎
9/2
インカレロード
残されたチャンスを掴もうと
ロード班が今、必死になってもがいています!
出場メンバーは
4回生 久保田
3回生 二宮
3回生 岸本
です
応援宜しくお願い致します‼︎
長々と読んで頂き、ありがとうございました。
それでは、これにて
〜主将 山神 海晴〜