こんにちは、4回生の岸本です。
今年も全日本チームロードタイムトライアル大会の季節が来てしまいました。

今回の大会は今年度のチーム目標で
15位以上を設定していて、関大チームはインカレと同じぐらい重要な大会でした。
今年は二回生のエース島津をリーダーに新歓合宿から準備をして、僕自身も5月の1ヶ月間はTTバーしか握らず、平地に練習時間を割き、コンディションを整え、パフォーマンスを上げてきました。

前置きはこのくらいにして、レースレポートに入ります。
天気は例年通りカンカン照りの快晴、気温も高く6月らしい気候でした。

メンバーはご周知の通り、高齢メンバー笑
島津以外は、4回生全員4回生です。
二宮の言う通り勢いのある後輩が実力をつけてくれたら、そいつらで走ってもらおうと思っていましたが、経験よりもとにかくフルスタメンでタイムを出しにいきました。

割と準備にもゆとりを持って試走開始。
自分の脚は軽く、コンディションはしっかり整えられた感覚でした。
ピットに戻り検車、アップと済ませて、5分前にスタート位置にスタンバイ。

北大がスタートし、その後関大チームがスタートしました。
1走の島津がペースをつくり、2走の僕に代わります。
行きは追い風で割と気持ちよく走れ、折り返し。帰りがかなりの向かい風。
それでも落ち着いて、飛ばしすぎないようにある程度余裕を持った先頭交代をしていると、早々に前の同志社大学と北海道大学が見えてきました。

俺ら結構いいペースできてる?と思いましたが、前のチームは僕らが15位を取るためには勝たなければならない相手だったので、そこで喜ばず冷静にパスしました。
一往復が終わり、脚はまだ余裕がある感覚で、「あれ?こんなもんなんか。まだもう少しあげれるぞ」と思って、2往路目。

1往路目よりも風は追い風に変わっていたので、前半は少しペースが上がりました。往路の中間を過ぎようとする頃に西田がきつそうにしていたので、島津の指示で僕は長めに引くことになりました。
しかし思っていたより自分は長く引けず、この頃から腸腰筋が攣りの兆候を見せ始めたので、番手についているときは、ベースばを持ったりしていたわり走行を続けました。

そして最後の復路。風は一層強くなった感覚で、なかなか前に進まず、西田に加えて二宮も相当きつそうだったので、特に島津は長く引き、自分も出来るだけ長く引きました。
一気に脚が辛くなってきて残り6キロ。サポートの中村俊輔から暫定11位という情報を得ました。
一瞬その順位に耳を疑いました。
良くても13位くらいだろうと思っていたので。

そして間も無く西田がサヨナラバイバイ。
ここからはいよいよ正念場。粘り切ってゴールするのみ。
もう、いたわるとかは考えず、1秒でも稼ぐ思いで、踏みたくりました。

ラスト1km。天国への入り口かの如く、nichinaoのスタートゴールゲートが見え、ここからはもうあんまり覚えていません。長い1キロでした。

そしてなんとラスト500でアクシデント発生。
自分のバイクのチェーンが外側に外れる。これは終わったと思いました。
降りて直そうか考えましたがそんなことをしてる暇はない。あわよくばインナー側にデイレーラーを変速して復活するかもと咄嗟にインナーに入れると、、、、入った!
あー、助かったー!
あとはもうゴリゴリもがいてゴール。

最終結果11位。
耐えたー、、。

とにかく準備に余念がなかったので、今回は大きなトラブルはなく、終えることができました。

また、僕に機材を貸して下さった富永さん。
サポートのみんな。
ストレスなく競技に集中できる環境が整ったこのチームにはとても感謝しています。

ただ一つ反省があるならば、目標設定が難しく、今回は少し低く設定してしまった気がすることです。
この面子であれば13位くらいが妥当ではないかと思いました。
また、来年からはタイムトライアルである以上、順位よりもタイム。
これを目標にすれば手の届くギリギリのところに設定できるのではないかと思います。

また次の土曜日には個人ロードレースがあります。僕の中でインカレロードの前哨戦と大切な一戦。
気を抜かずいいコンディションのまま週末にはいっていきたいです。

以上、ありがとうございました。

ー4回生 岸本 啓杜ー