こんにちは!2回生の至田です。
2021年ももうすぐで終了し、2022年がすぐそこまで来ていますね!今回は書くネタがあまり思い浮かばないので、僕の中で今年1番思い出に残っているサイクリングのチャレンジで行った七葛について書こうと思います。長くなりそうなので前編と後編で2回に分けて書きますので、暇つぶし程度に読んで貰えたら幸いです。

【七葛の概要と攻略について】
「七葛とはなんぞや??」となる人がほとんどだと思いますが、七葛は大阪と和歌山にまたがる和泉葛城山の頂上に繋がる7つのルートを一日で全て登るチャレンジのことを言います。
チャレンジしたときはちょうど大学の授業が完全にオンラインになっていた頃(5月くらい)で、競技以外で何か大きなことを成し遂げてみたいという漠然な動機からチャレンジしました。
ちなみに補足ですが、葛城山にあるルートは蕎原、中尾、犬鳴、粉河、塔原、神通、牛滝の7つで、今回は牛滝ルートが土砂崩れで通行止めだったので、上の順番で登り、最後の牛滝の代わりに塔原をもう一度登りました。ルートの難易度を考え、キツいルートから潰す作戦でした。(注:個人の尺度なので人によってキツさの度合いは変わると思います。)
また、七葛を始める前に最も重要なことはいかにハンガーノック(エネルギー切れ)を起こさず登りきることと七葛を達成した方のブログから学んでいたので、当日の補給はおにぎりやジェル、バーなど(多分1ポンドくらいは入っていた)を背中のポケットに入れていきました。

【七葛開始】
いざ準備を整え5月6日の朝7時33分に1本目の蕎原ルートを登り始めました。スタートから1キロくらいはそれほどキツくはないですが、途中から約3キロ真っ直ぐの激坂が現れます。初めて僕が登ったときには「この坂道正気か??」と思った覚えがあります。つづら折りなら景色が変わり気分が紛れますが、何せ道が真っ直ぐなもので気持ち的にもなかなかにしんどいです。
1本目の蕎原を登り切り次は2本目の中尾ルートです。正直言うと中尾ルートは坂の勾配が蕎原よりもキツく登るだけでなく下りも気をつけないと大変なことになるルートです。先に書いてませんでしたが、七葛は次に下るルートをそのまんまスタート地点まで下った後に登るというチャレンジなのです。なので下りは登りよりも体力と精神力を使うかもです笑。中尾ルートを下ってる途中に立ち止まり、ディスクブレーキのローターにボトルの水を垂らしてみたらジュッと音を立てながら蒸気が出てきたので相当ブレーキローターに負荷がかかるほどの坂なんだと分かりました。中尾ルートはスタートから2,3kmほど登ると約1キロの真っ直ぐの激坂が現れ足を削られます。直線が終わったのもつかの間、少しすると今度は激坂のヘアピンカーブが現れるので油断は出来ません。ルートの途中に集落の中に入るのですが、1本の棒がたっており「歓迎 ようこそ天空の村へ」と書いてあり、「歓迎するなら激坂はやめてくれ」と思いながら登っていました笑。
無事2本目の中尾も登り終え次は犬鳴ルートに下ります。犬鳴ルートは道路の区分で言うと林道であり、激坂はもちろんのこと枝や小石が散らばっていたりと路面状況もあまりよくありません。それに加え前日の雨で路面が濡れ、季節特有のシャクトリムシや毛虫が路面上と木の上から垂れさがり大量発生していて避けるために必死だったので、その日1下りで精神力を使ったかもしれないです笑。登りも楽なわけがなく長めの距離に所々で激坂が現れるので中々足も休まらず結構しんどいルートです。それでもペダルを回し続けていると頂上に着いてしまうので、あっけなく終わってしまうものです。山頂で知り合いの方に出会い少しお話をしてエールを頂きました。葛城山は和歌山と大阪両方からアクセス出来、たくさんのサイクリストが登る山なので色々な出会いや知り合いとの遭遇などもあり結構楽しいものです。補給を済ませ知り合いの方とはお別れし、次の粉河ルートへ向かいます。

これまで七葛の7ルートのうち3つのルートについてまで書きましたが、長くなりそうなので次のブログに持ち越そうと思います。
あまりまとまりのない文章ですが、長々と読んでいただきありがとうございました。

最後に、みなさん良いお年をお過ごしください!


2回生 至田 恵人