4回生福元です。今回はインカレロードのサポートの報告をさせて頂きます。

 今年も会場は美麻、走るよりサポートの方が来る回数が多いという変わった縁のある場所。現地入りは難なく済み、予定に余裕もあってかキリキリと張り詰めた感じにはならなかった。

 夕食を終え、まだ何かできることはないかなと選手の方を見るも自分にできそうなことは無く、それだけ選手達は準備を済ませてきたのだとよーく理解できた。

 試合当日の朝は早かった。とはいえ5時半くらいは慣れたもので目覚ましの音でスッと頭は冴えてた。今日は選手じゃないんだけどな笑。

 自分は先に会場入りして黙々とテントを建てて無線を付けてとやることやって後は選手のチャリを持って並んどくだけ。今回のコースは特に後ろがしんどいらしいからこんなことでも役に立つんじゃない??なんて思ってた。並びに行く前に久保田をパシャリ。

いつも通りっぽい顔してるけど久保田に限らずみんな気持ちの入り混じった雰囲気だった。

 無事選手にチャリを渡せて次の仕事は補給の確認。選手が何か欲しいのかを聞いて無線で補給役員にパスする仕事。1番s/f地点から離れた場所だから本部の発信を除けば1番最初に選手達を確認できるおいしい仕事。

 淡々と仕事をこなしながら試合を見てると島津と岸本も集団先方で走ってる。初めてのインカレなのに序盤の厳しい展開に負けない2人はすごかった。中盤を過ぎて降ろされてしまったけれど、来年はもっと強くなって戦えるようになってるんじゃないかとすごく期待できる走りだった。クラス3の自分が言うのもなんだけど笑

 

 気づけば終盤、先導車が通り過ぎる頃には逃げを吸収した勢いで集団が真っ二つに千切れかけていた。久保田は?と見ると千切れた集団後方から一気に前に上がって食らいつく所だった。思わず大声出して叫ぶように応援する。重要な場面での補給は成功したようでホッとしつつも周回を刻むたびに小さくなる先行集団に久保田の姿が無いかドキドキしながら見てた。

 最終周回となり後はゴールするだけになり、補給確認の仕事を終えたので田渕・笹岡と最後はどこで応援する?という話になりせっかくだから自分は坂を下ったところで応援することに。近くの日大のサポートが無線で状況を連絡し合っていて近くで盗み聞きしながらレースの展開に一人で熱くなってた。

 集団が来ると久保田の姿が!!すごいっ!!久保田が一昨年のインカレの谷さんに重なって見えた。応援して見送った久保田が12位だったという報せを聞いた時は本当にすごいやつだって思った。みんなで全力でサポートして、自分もそれにかかわることができたからこそこんな風に喜べたんだと思う。

 片付けが終わりついに引退ということに。インカレトラックが終わってから役に立てたかな〜これで引退かぁ〜と実感の無いながらも勝手に感傷に浸っていた。

 これまで作り上げたチームという伝統はそう簡単に崩れるものじゃないと思った。けれどそれは1度の話し合いや1度のレースでチームが変われるなんてことは無く、毎日お互いに影響し合い積み上げたことがインカレという日に表れるということ。だから今日この日からインカレという目標に向かってチームで頑張って欲しい。

 これで1つシーズンを終えました。ここまで全力で取り組めたのはサポートしていただける方々がいらっしゃったからです。本当にありがとうございました。これからも関西大学体育会自転車部の応援よろしくお願いします。

 

 

ー4回生 福元啓太ー