四回生 福元です。

先週の日曜日に自転車会のレジェンドである三浦恭資さんにご指導いただきました。今回はその報告をさせていただきます。

以前と違い今回は自分一人に指導してもらえることに。他のみんなはチームTTに行っていたから本来は自分も行かなきゃいけないところだけれど就活の予定が入る可能性が高かったため面子から外してもらっていました。
結局その日は就活が入らず宙ぶらりんになっていてどうしようという時に三浦さんから土曜日にご指導いただけるという超おいしい話になったので是非参加ということに。僕の持つトラックバイクと共に三浦さんのところへ訪ねました。

三浦さんを訪ねるとまず第一にクランクを外す。??となったけどその後を見て納得。なんと右側に円盤型のパワーメーターを取り付けて出力の細かい機微を確認するそうです。これまでトラックフレーム用では、左側クランクに取り付けるパワーメーターしか見てこなかったからこの時点であ~ここでしかできないことを学べるのかぁ~とこっそり感動していました。

そしてある程度フォームを見ていただき、フォームがぎこちないということでクリートを変更してみようという話になりました。僕個人としてはハンドルが低すぎたりサドルが奥すぎたり高すぎたりというご指摘を予想していたのですが、そうではなくクリートが問題とのことでした。
結果わかったのはクリートが手前すぎたこと。これまでの僕はパワー不足を補うためにとにかくクリートを手前にしてトルク重視にしていたのですが、そのクリート位置だと一踏みか重くとも脚が上手く回らないことに大きな影響を与えていたようです。そこからクリートの位置を微調整しつつ何度かもがくと、ついに最初に比べて同じ負荷に対して最大ケイデンスがあっさり5rpmも上がりました。これについては数字以上にからだの実感がすごく良い変化を感じることができました。
三浦さんも流石にここまでうまいこといい変化があるのは珍しいそうで、僕はクリートという小さな一要素にそれ程に大きくつまずいていたのだと思います。クリート恐るべし、なによりそれを開始して数分で見抜いた三浦さんにびっくりしました。(これまでたくさんの方にフォームを見てもらったりしてますがクリート位置の指摘は一度も無かったのでなおさら)

これ以降はベロドロームでの効率の良い走り方やフォーム、体系的なスプリンターとしての練習、他にもたくさんの疑問に答えていただけました。また、途中お昼ご飯にも連れていっていただいたり、途中訪問された関大obの方とも知り合いになれたりとたくさんのことがありました。本当にありがとうございました。

僕は今回の訪問でたくさんのことを学べましたが三浦さんからはまだまだたくさん学べることがあると感じました。それは僕がそれだけのレベルに達していないこともありますが、何より自身から出てくる疑問の数が少ない。お話を聞けば聞くほど自身を源泉にたくさんの疑問が湧いてくるはずが、あっそういえばそうだった、とこれまで考えてすらいなかったり、ふんふんなるほどなーで終わってしまうことが多すぎたと思っています。日頃から考える習慣を持っていたつもりですがまだまだだということです。今度はもっとたくさんの疑問を用意し多くのことを学びたいと思います。

 

 

 

 

-4回生 福元啓太-