2回生福元です。今回は僕のポジション(TT)の変遷についてお話したいと思います。

ポジションは人の身体に合わせて非常に様々な種類があり、競技によっても更に様々です。その為ポジションがタイムを左右すると言っても過言ではなく、ポジションを突き詰めるのは重要というわけです。
僕は…まあ失敗して改善してを繰り返して突き詰めてきたので去年と今では全くポジションが異なります。なので去年初めて自分で考えたポジションから今のポジションまでどのように変わったか振り返りたいと思います。(実はこの話題谷さんの二番煎じです…)

image

先ず去年の10月、初めてDHバーを使用して試合にでた時のポジションです。少し見づらいですが肘、肩の角度が大きいのがわかりますか?また、背中から肩にかけて低くなっており前屈の印象があります。
当時僕はいまいちポジションがわからなくて、とりあえず空気抵抗を意識したポジションを出しました。しかしこのポジションだと1kmTTの場合残り400〜500m程で脚が回らなくなってしまいました。
今に比べて体幹もなく(今もあるわけではない)また、脚だけを使って走っていたので踏ん張りが効かなかったということです。

image

次に上に写っているのが今年の5月の1kmTTのポジションです。この時は二階堂さんが忙しいにも関わらずポジションを出すのに協力して頂きました。また、TTポジションの理論を教えて頂きました。
背中から肩にかけて前のめりにならなくなりました。また、脚が押し出すように、ではなく真上から押し込むように伸びています。(わかりづらいかな〜)
先程のポジションに比べて前屈ではなくなり上体に余裕ができたので踏ん張りが効きやすくなりました。お腹と背中の筋肉を使えてるということです。このポジションになってことで残り250m位から脚が回らなくなっても無理やり踏んで踏んで踏みまくれるようになったので以前程スピードが落ちなくなりました。それでもかなりスピードは落ちています。10月より2秒縮みました。

最後に下に写っているのがこの前のトラフェスのポジションです。5月の時に比べて肘の角度が直角に近くなり、お尻がサドルの先にちょん座りです。これは肘の位置が手前になったのではなく、お尻がかなり前の位置に移動したことで上体ごと前に移動しています。これによりさらに上体で踏ん張りが効きやすくなり、脚は回りやすくなりました。この時は二階堂さんから教えて頂いたお話とスクワット等で背筋を使う時のフォームを落とし込んでいます。この時は1km全体で脚が全く回らないという事態にはならなくなりました。もちろんしんどいので回転数はどんどん落ちていますが5月の1kmTTよりさらに2秒程縮みました。

こうして振り返るとなかなか酷いポジションだったんだな〜と思います。しかし僕の今のポジションも体幹をもっと鍛えていればより攻めたポジションにできるはずです。しばらくしてまた振り返って今のポジションもだめだったな〜と言えるくらいより進歩したポジションを出していきたいです。1回生にはDHバーを使って1kmTTにどんどん挑戦していって欲しくてこの記事を書きました。ポジション出しは手伝うのでやってみたい人は言ってください。

ちなみに、最近ピストばっかり乗ってその後ロードバイクに乗ったら違和感があったのでポジションを調整したらだいぶ走りが良くなりました…ずっと乗ってきたんだけどな…過信は禁物、謙虚に頑張ります。

ー2回生 福元啓太ー