2回生福元です。続いてウィンタートラックカップから1週間後に堺浜クリテリウム第3戦に出場しましたので報告します。前回完走できなかったエリートですが、無事完走することができましたが、ゴールスプリントには絡めませんでした。

当日、僕は自走で会場に向かいました。ちょうど体は良い感じで暖まっていました。レースが開始してから最初のスプリント周回までは少しペースが上がり気味でこのまま前回のレースのようにしんどさから頭がいっぱいになってしまうのが少し怖かったですが、余裕を持ってついていくことができました。一周1kmも無い短いコースに50人以上の参加者のいるこのレースでは集団の前方に上がる技術がとても重要です。ですが、前回の堺浜クリテでもそうだったのですが、僕にはそれが足りません。集団内で意図を走りに反映させるのが苦手で流されてしまうことが多々あります。なので今回は一部の選手に集中してラインを真似しまくりました。技術で僕より上にある選手達です。特に苦手意識の強い集団内での前方に上がる技術としてコーナーでインから並走することを肌で感じることができたのは少し怖かったのですが、それでもここまでやっても大丈夫なのか!?と驚きました。終盤では自身で前方に上がれるようになりました。日頃の練習では危険さから攻めきれないところですが、リスクを取り合いながらも有利を得ようとするのは試合ならではだと思います。もちろん試合ではなく練習でそれができれば良いですが、僕の走行技術ではそのような練習を皆がしてくれる程技術の信用が無いのが現実…もっと周りを見て走れるようにならないといけないです。最終周回のペースアップに備えて一旦前方に上がりそこで維持してスプリントに望もうと思ったのですが、バックストレートのペースアップに飲まれてしまい、わかってはいても狙った選手の後ろにつけませんでした。その後前を走っていた選手が順位を取れないスプリントに参加するのを嫌った為か、ホームストレートで僕に前を譲った時には目の前が選手でいっぱいでラインもクソも無くそのままゴールとなってしまいました。

今回一緒に走らせて頂いた川口さんからご指摘を頂きました。最近落ち着いて走れるようになってきたと思っていたのですが、まだまだ改善の余地があるようです。
僕自身の反省としては、このレポートを見てわかる通り勝つ為の走りがイメージしきれなかったことです。スプリント周回を捨てて最終周回を狙う作戦でありながら、最終周回に備える積極的な走りができませんでした。前で走ればそれで良いわけではないですが、前で展開しながらも前を引かずに脚を使わせることや、周りの流れを上手く使えたらよいものの、実際は最終周回で前に出るとなるとスピード感が予想以上に早く前で戦っている人達と埋もれていた自分の実力差を痛感しました。実力差があるからと言えばそこまでですが、それを埋める為の走りのイメージが足りませんでした。これは他のレースも同様です。自分より強い選手に勝つためには…なんてトラックのスプリント対戦でしか具体的な戦術が思いつかない僕にとってより複雑なロードレースでそれを考えることが新しい課題だと思います。

ー2回生 福元啓太ー