お疲れ様です。2回生の笹岡です。

今回は東京都の果て、大島で行われた全日本選手権にサポートで帯同してきました。レースの内容についてはU23カテゴリで参加された谷さん、松兼さん、小西さん、二宮がすでにレポートされているので、何か違った面から感じたことをお伝えできればと思います。

いつもはハイエースでの移動が主ですが、今回は飛行機、電車、船、レンタカー、バス、と慣れない乗り物も多く、特に飛行機での移動があるので荷物はかなりコンパクトにしなくてはならなかったため、チェーン切りやスプロケ外しのような使う機会の限られた工具を泣く泣く切り捨て、本当に最低限の工具類を持って行きました。今回は谷さんが輪行袋での輪行、3人は段ボール箱での郵送で自転車を大島に持ち込むことを考慮して、小西さんからアドバイスを頂いてハンガー修正工具も持っていったのですが、実際宿に到着して自転車を組んでいると、小西さんの自転車の変速が思うように決まらず… 案の定リアハンガーが曲がっていたのですぐさま修正。流石自転車郵送経験豊富なアキさんです。

4人が試走へ行っている間、時間があったので宿を共にした東北学院大学の方とお話したり近所のスーパーを探したりして過ごしていました。大島にはコンビニというコンビニがなく、食料の調達にも苦労しました。また、今回は5人での移動にもかかわらずあてがわれたのは軽自動車で、4人しか一度に移動できないという不便さもありました… 大島、旅行で訪れるならいいかもしれません。町の人たち宿の人たちはみんな親切でいい人ばかりで癒されました。

レース当日は朝から雨。それも大雨→止む→大雨→止む→大雨の繰り返し。僕は選手を自走させて車に乗っけていただきました。申し訳ない。次行く時はサポートも輪行すべきと分かりました。会場のブースは大産大が隣でいつもの遠征と雰囲気は変わらず、選手はいい意味で緊張せずにいれたかもしれません。また、大産大の選手の父兄さんから差し入れを頂いたり、様々な情報、お話をしてくださって本当にお世話になりました。

レースは悪天候で2周減って8周に。関大勢は結構良いスタート位置をキープ。小雨の降る中レースはスタート。出走する選手を見送って補給地点へ。同志社、龍谷、立命館、京産、関大で固まる。どうも関大は京都の大学と仲が良く、ここなら選手から見ても見つけやすいだろうと思いました。Team UKYO、日大も近くに陣取っていて、そこから落車の報が聞こえる。巻き込まれていないか不安になるが、とりあえず待つしかない。ニュートラルカーが帰ってきてそろそろ選手が戻ってくる。マヴィックのバイクにボーラがささっていて誰かパンクしたな~と思っていると、集団には松兼さん、小西さんしかおらず、2人に何かあったと確信。ようやく谷さんが戻ってきて「パンクした~」と一言。後から谷さんがファーストアタックを決めたことを聞いてレースは非情だと感じた。二宮も程なく通過し、早くも関大勢は波乱の展開になっていました… 2周目でも落車が何度か起こり、アキさんが巻き込まれる。そのままばらばらになってしまい、4人はリタイア。ここまで4人が不完全燃焼なレースも無かったのではと思います…

今回は完全にサポートのみで専念できる立場だったので落ち着いて動けるはずでしたが、初めてのことも多く、むしろ選手に助けてもらうところも多く、本当に役に立っていたのか怪しいところです… こちらがお礼をしたいくらいで…

しかし、日本一を決めるこの大会で走れる4人はとてもかっこよく見え、プロも混じった強豪選手達と同じ土俵で勝負できることが羨ましかったです。次に大島に来る時は自転車を持ってこれるように頑張ります!
-2回生 笹岡 洸太-