こんにちは、1回生の二宮です!今回は全日本選手権U23のレースレポートを書きたいと思います。
コース
11.9km×8(当初は10周の予定だったが悪天候が予想され8周に減らされた)の95.2km
1箇所平均勾配7〜8%の2kmの登りがあり、道幅も狭く路面も荒れてカーブも多いテクニカルのコース。
天気
朝起きた時点では大雨、暴風でコースには川ができるレベルで本当にレースするのか?と思われる自分自身の中では過去最高の最悪コンディション。レースが始まる前には雨が止んでもう振らないと思いきやレース始まる一分前から大雨、暴風で前が見えない状況に
コンディション
良くも悪くもなく自分が出来た最高のコンディションだった。数値で合わせれば100%中87%ぐらい。民宿でハウスダストにかかり鼻詰まりになるというアクシデントがあったがなんとかなるだろうと思う感じだった。
レース内容
天気が大荒れの中レース会場に自走で行くのは避けたかった為、ぎりぎりまで宿で待機する作戦に。あきさんと笹岡さんはレンタカーで先に会場入りしてもらう感じだったので荷物を預けて谷さん、松兼先輩と宿で待機。雨が弱くなったところで会場入りに。天気がまだ荒れそうな予感をしていたので寒さ対策として長袖のインナーとアップオイルをしっかりと塗っといた。これは自分では大成功だった。コースの周りを少し走りアップ終了。コースには10分前に入り最前列から2列目を確保。鹿屋体育大学(鹿屋)とボンシャンス(海外チーム)を目に見えるところにポジションをとれた。
レースが始まり170名の選手が車1台ぎりぎり通れるか通れないかと思われる道を通る。ポジションを下げたくないのでポジション争いが炸裂しまるで大乱闘。関大メンバーの後について離れない用にしてパレード終了のところまでついた。スピードはそのままで自分はついていけるペース。鼻詰まりで心肺が少ししんどかった…。そう思ってるうちに谷さんがアタックしたらしい。大雨で前が見れず誰かが先行してるのは見えるのですが、谷さんとは確認できなかった。(後から聞いて谷さんとわかりました。申し訳ないです)集団はそのまま登りを終わりテクニカルな下りとカーブに入る。カーブでこけそうな選手を避けながらポジションを落とさず走りました。横からSHIMANOの2人がいたので後ろについて集団のいいところに連れていってもらおうと作戦に変更しました。そのままついていきこのコース最大の難関場所に。斜度10%程の下りで路面は石畳。落車したら皮膚の皮が大根おろしにされるんじゃないかと思われるレベル。恐怖心を抱きながらSHIMANOについていく。ガタガタと下っていくと目の前になにか転がってきた!ボトルだ!下りでこれを踏んだら100%落車すると思いフルブレーキ!ギリギリセーフで回避。危ないなーと思っていてまた下り始めたら前に順天堂大学がいて順天堂大学が下りで急に減速!危なく突っ込むところだった…なにしてんねん!?と思いつつ周りを見渡すとSHIMANOはいない!ぎりぎり目視で集団が見える!石畳の路面が終わり綺麗な路面に変わったところでフル加速!前に立命館大学と法政大学がおり後ろにつかしてもらい集団に追いつこうと考えました。なかなかスピードがのらないので積極的に前に出て加速する。ポツポツと集団から切れてきた人々を吸収していき直線で見たことあるジャージを発見!谷さんだった。最初はえっ!?ってなりましたが理由を聞いたところパンクでスペア交換していました。谷さんを含めて20名弱の集団でギリギリ見える集団を追いかけることに。みんななかなかローテーション入ってくれないので前に出て積極的に引くことにした。自分が集団復帰しても戦えないのがわかっていたので谷さんだけでもと思いローテーションに入って鬼引き。暴風の中なかなか進まない。後ろに付くのも一苦労で乳酸が全然抜けない。一周回を終わり2kmの坂の手前で集団から千切れてしまう。登りを1人で登っていき集団から落ちてきた選手を抜かしていき明治大学の竹村君と2人でローテーションし走る。空港の横走っていたら見慣れたジャージを見つける。大阪産業大学の小川先輩が路肩で立っているのを確認してパンクかな?と思いつつ横を過ぎていく。少ししたらまた見慣れたジャージを発見!関大だった!谷さんかな?と思い近づいていくとあきさんだった。落車して顔が泥まみれ。あきさんもローテーションに入ってくださって3人で進める。途中であきさんが千切れてまた2人で暴風の中走り二周回終了する時に下ろされる。
関大メンバーは全員仲良く2周回で終了してました。そこからは観戦モードに。自分の中で憧れている日大の岡本さんは逃げの18名の中に。やっぱり凄いと思いながら今年のTTチャンピオンの小林梅さんが積極的に前を引いている。顔を見てみると凄く余裕そう。案の定小林海さんが今年のロードレースチャンピオンに!後から色々調べてみると積極的に前で展開してスピードを上げて自分が注意していた選手を千切り、登りではアタックをかけて更に選手を振り切り独走で優勝!やはり強い選手や、勝つ選手は前で積極的に展開していると改めて感じました。また憧れの選手が1人増えました笑 ボトルがもし転がっていなければとかもし転けなければとかは敗者にとっては言い訳に過ぎないと思い感じました。勝者は何言っても勝ちだし強い。落車しようがパンクしようが強い選手はそれでも勝つ。そのようなとが改めて実感することができました。小林海さんや岡本さんのような走りで勝ちたいと強く思いました。次は七月の美麻ロードレース。学連のデビュー戦であり、もしかしたらインカレまでの最後の学連レースかもしれない1発勝負。完走とか入賞とか集団待機とかそんな生温い走りはしたくない。出る限りは積極的に走り優勝する気持ちでいきたいと思います。今回サポートで来てくださった笹岡さん本当にありがとうございました!また応援してくださいました方々このような形のレースになってしまった事に不甲斐ない気持ちです。応援して頂いた方ありがとうございました。
-1回生 二宮誉仁-