こんにちは。4回生谷です。
伊豆大島で行われた全日本自転車競技選手権U23ロードレース大会に出場しました。
2週間前の個ロードでコケて自転車の部品取り寄せや修理で全く乗れず、
乗った距離は嘘はつかないと言いますが、自分ぐらいの実力なら、乗ってない距離も嘘はつかないと思うので、今回の全日本選手権では自分なりの魅せ場を作って、次の美麻や1番の目標のインカレにつなげようと心がけました。
コース
スタートから2km程狭い道やクラウチングコーナーを含む上りが続き、そこから細く石畳のようなデコボコの下りから飛行場をぐるっと回り、海岸沿いのアップダウンが続く爆風区間を抜けてスタートゴール地点まで1km程上る11.9kmのコース
作戦
前日の試走や当時雨が降ることも考えて、ファーストアタックをしようと決めました。リアルスタートが上り途中から始まり、下りが危険で個ロードから続けて落車するのは1番避けたかったので、1番最初に飛び出し、一人で下り、海岸沿いで先頭集団にすっと入れたら安全かつ中切れを回避出来ると考えたからです。もし最初のアタックで力を使い果たし、そのあと集団から脱落してリタイアすることになってもそれはまた練習して次の美麻でリベンジすればいい。最近コーチからも部員全体的に集団内でコソコソ走って流れ任せでいい順位とろうとする消極的な走りが指摘されました。確かに今回の全日本選手権で優勝した選手や学連のレースで優勝する選手もレース中いつも自分からレースを動かし積極的な走りが優勝につながっていると思います。うちの部も集団について行けない選手、ついていくのがやっとな選手、前で走れる選手などいろいろな立場で走っていますが、最上回生の自分がまずは示していかないといかんなと思っていて、そのタイミングでめぐってきた全日本選手権だったという理由もこみで一緒に出場する瑛久、松兼、二宮が必ずいる最初の段階で飛びだそうと思いました。
レースレポート
スタート位置は前から2列目というすごくいい位置。車が1台しか通れない細い道をパレードで進む。後ろから「おい!」という定番の罵声がとびかっているのが聞こえてくる。細い道を抜けて2車線になり、リアルスタートがきられる自分は右側から一気に駆け上がり、単独で飛び出す。上りが長いので9割で踏んでいく。後ろと距離が広がりそのタイミングで雨が強まり、森の中を走るそこは一気に霧が立ちこめて集団が見えなくなりました。薄ら集団が見えて少なくとも10秒は差が開いたと思います。スタート最初ということで、自分を先導車、マビックのサポートバイクやカメラを積んだバイクなど、5台ぐらいに囲まれながら走り、写真も結構取ってもらえて(まぁ採用されないけど)レース終わったら「写真下さい!」と頼みにいこうかなと思いながら下りに入る。先頭単独ということもあってブレーキをかける必要もなく、思いっ切り下る。振り返ってもまだ集団が見えなかったので、予定通り海岸沿いで先頭集団にすっと入れるかなと思いながら下りきる直前に「バン!」とタイヤから音が鳴る。前輪が萎んでいき、人生で初めてレース中にパンクしました。雨の中、コケないようにブレーキを掛けながらゆっくりペースを落とし、「パンク!」と関係車両に伝えてサポートバイクが止まってくれたけど、、、遠い。サポートバイクについた頃に集団先頭が70km/h近くで下って来ており、前輪を交換した頃には集団から千切れた集団から千切れた集団の10人程の第3集団で二宮も一緒に含まれている。爆風の海岸沿いでその集団がどんどん離されていき、前の第2集団から脱落する選手も多く、スタートゴール地点に帰ってきて、2周目をいろんな選手と一緒に走りリタイアしました。
タイヤを見てみると側面に切り口があったので、下りのデコボコでやられてしまったと思います。
パンクしても集団に追いつけるぐらいの力もつけないといけないと思いました。6月は教訓となるレースになりました。美麻までに自分で展開を作れるだけの力をつけて、もう一度体づくりも取り組んでいきます。
サポートとして帯同してくれた笹岡ありがとう!
-4回生谷 順成-