お疲れ様です。2回生笹岡です。
3月2日から7日までの春合宿in潮岬が終了しました。生憎、無事にと書くことが出来ないのが悔しいところですが、どの選手も充実した走り込みができたのではないでしょうか! 間違いなく今週末に控えた今年度学連の最終レースとなる明治神宮外苑クリテリウムへの士気が高まってきています!!
今回の春合宿では、監督が手配してくださった島根県での夏合宿や鳥取県での秋合宿と異なり、完全に学生が主体で行うことになり、4月には(恐らく)(順当に行けば)3回生となる現2回生が中心に運営しました。3、4回生が不在の中どれだけ質の高い練習ができるのか、我々が3回生となる前の試練にも思えました。しかし今回はしっかりと現2回生の役割が明確に、かつきちっとこなせていたのではないかと思います。山神は合宿中のメニューを先だって組んでくれるし、久保田は練習中文字通りみんなを引っ張って行く走りをするし、田渕は引率の先生のように下回生に飴と鞭を使っていたし、福元は反面教師的に戦略のお手本になっていました笑 僕は宿の手配や事務作業で燃え尽きていたので同期4人がとても頼もしかったです。1回生も多くは入部から1年が経とうとしている中で、徐々に新2回生となる準備を各々進めているように見えました。試合での遠征時は学生だけでの行動が主になるのでこういった合宿での経験は間違いなくこれから活かすことが出来る部分になります!
さて、この春合宿、僕には苦い思い出があって、ちょうど1年前の春合宿、つまり僕が1回生の時の春合宿では、ボロボロで全く走れていなかったのです。その時、前乗りポジションを後ろ乗りにシフトしようとしている最中で、高速巡航についていけなかったり、痛みが生じたりと良いこと無しでした。そんな中迎えた去年の神宮クリテはダメダメでした。そこから1年間、練習時は後ろ乗り、レースでは慣れた前乗りにポジションを弄っていましたが、レースの時だけそんなことをしても対応出来るはずもなく惨敗でした。10月末頃、やっとここれというポジションが見つかって今に至ります。合宿中、二宮に「笹岡さん乗り方変わりましたよね」なんて言われて確実にポジションが変わったことを実感。山神にもアドバイスをもらって脚腰を温存する乗り方も発見しました。今はポジションには満足しています。1年かかって手に入れたポジションで神宮とこれからのレースに挑みたいです!
あと、この合宿中で意識していたのが呼吸です。その中でも主に呼気の方で、口をなるべくすぼめて長く息を吐くように心がけて走っていました。レース中の僕の写真を見たことがある方はご存知かも知れませんが、僕は心拍数が一定以上になると捕食中のクジラよろしく、口がこれでもかというくらい開いています笑 口を開ける量が大きいと、吸気は楽になるのですが、呼気が完全に吐き出せないまま次の吸気を行うようになってしまいます。そこで、無理やり口を開けたいのを我慢して口をすぼめてできるだけゆっくり長く息が吐けるようにしました。そうすると、吸気で心拍は上がり、呼気で心拍が下がるので結果として心拍数を従来より低めて走ることができるようになりました。具体的な数値で言うと心拍数が10くらい平均で抑えられます。僕は元々心拍数高めで自転車に乗っていることが多いのでこれができるとできないとでは体力の残り方が全く変わってきました。
そして、神宮クリテに向けて1番身につけておきたかったスプリント。これは残念ながらモノにすることができませんでした。はっきり言って合宿のメンツで1番ダメでした。二宮・黄のスプリントできるマン2人が合宿中はよく相手をしてくれていましたが、簡単に15メートルくらい差をつけられます… パワーウェイトレシオで勝ってるのに… シンプルにスプリントが下手くそな様です。合宿中のレース走でもスプリントで勝てないのが浮き彫りになったので、他の方法を使うしかありませんでした。スプリントのときも、レース走のときも自分が座ったまま早めに飛び出ればスプリンターともギリギリ戦えました(5戦1勝4敗で1勝だけが座り…) いや、みっともない。加えて神宮クリテに坂は無く、スプリンターをいじめることが出来る区間は存在しないので脚より頭を使ってスプリンターを下さなくてはならない。6kmを逃げ切る独走力もゴールスプリントを制するスプリント力もない。無いものは仕方ない。関大で誰よりも神宮のクリテのコースを走ってきた貴重な経験と本チャンの冷静沈着さ(早〇にならない)ことを常に頭に、あのガタガタ道を征したい!!
字だけの長文で自分語りを失礼いたしました。神宮クリテ、二階堂コーチやOBの方々も駆けつけてくださるそうで、自分の友達も暇だから仕方がなく見に来てくれるそうです(好き🐸) お土産が東京ばななだけにならないよう、精一杯走ってきます!
-2回生 笹岡 洸太-