こんにちは。一回生の西田です。

関大自転車部春合宿は和歌山県潮岬に行ってきました。5泊6日もの間、自転車を中心とした生活を送ることができ、充実した練習ができました。今回の合宿は二回生が中心に計画していただき、関大の一、二回生と経大の栗田さんと、真部を含めた14人での合宿となりました。

この合宿で何を考えて走るかは人それぞれで、大半のメンバーは直近の神宮クリテに向けた走りを意識していたかもしれないですが、僕は出ないので、一つ目に実力をつけること、次に自信をつけることを考えました。自信をつけるというのは、ちぎられないとか、一番長く引くとか、レース形式になれば勝つとかで、勝手に張り合わせてもらっていました笑。

〈一日目〉
昼過ぎに到着して昼ごはんを食べてから、宿の近くの周回コースを5周回。1周約12kmでアップダウンが多い。1周目は問題なかったけど2周目が終わり3周目の半分もいかないくらいで久保田さんがペースを上げる。登りが終わって一息ついた時だった。完全にちぎれる前に追いつこうと少し追いかけるも追いつかず。これについていったのは笹岡さんと真部。強かった。同じ一回生には特に負けたくなかったのにいきなりいかれて実は結構悔しかった。

〈二日目〉
午前練は、ローソンまで往復約140kmのコース。これもまたアップダウンが多い。この日は集団走行の練習なのに、一日目の悔しさが空回りしたのか引くペースを上げすぎて集団がバラバラになってしまった。僕は、坂は重いギアを踏むタイプなのでペースを落とすとかえってしんどくて、そこの調整が難しいというのもあったかもしれない。午後練は、スプリント練習をした。スプリントの途中でギアを変えるのがまだ難しい。

〈三日目〉
午前練は、那智の滝の長い坂を登った。往復約80kmの平地と約10kmの坂で、3チームに分けて坂のタイムを競った。久保田さんは流石の結果で、熊谷も完全体じゃないのに速い。僕は2人に30秒程差をつけられるという不甲斐ない結果に終わってしまってチームに申し訳なかった。午後練は、一回生+笹岡さんと久保田さんで周回コースを5周回。区間を決めてスプリントを入れ、最終周回は2kmくらいの短いレースをした。スプリントでは、黄、二宮あたりが流石だなと思った。最終周回のレースは、一位笹岡さん、二位二宮で僕は三位に終わったけど楽しかった。

〈四日目〉
この日はスローペースで約70km走って足を休めた。その後、岸本とトルコアイスを食べに行ったが、その道のりが思っていたよりしんどかったのは忘れない。トルコアイスは美味しかった。

〈五日目〉
雨。その中周回コースでスプリントポイントと山岳賞を設けて5周のレース走。めちゃくちゃ寒かった。初っ端から山神さんが登りでしかけて一瞬でちぎれてしまい、その後追いつけると思っていたけど手が冷えて握力が入らずハンドルが握れなくなって思うように登れなくて2周走ったところでリタイアさせてもらった。ハイエースの中からみんなが頑張っているのを見て、また一回生の中では特に真部と熊谷が優勝争いにも絡んでいて、自分の弱さに腹立ったし悔しかった。雨の練習もしっかりしないといけないと思った。

〈六日目〉
最終日。アップ走2周して神宮クリテに向けた約6kmのレース走、スプリント練習、周回コースの登りスプリントのインターバル練習をした。五日目のこともあり、レース走には特に気合いが入っていた。山神さんに聞いた走り方の話を試してみようと序盤からしかけてみた。そこで少し人数がしぼられて、前に福元さん笹岡さん栗田さん、少し離れて僕と山神さん田淵さん二宮という形。追いつけなくなるのが怖くて少し早かったかもしれないけど山神さんが引く気がないのは分かっていたので、足を使わされる覚悟で追いついた。栗田さんが下がっていって、僕と福元さん笹岡さんで回して、後ろは二宮が使われていたみたい笑。このままゴールスプリントに賭けようと思っていたところ、手前200mくらいの登りで栗田さんがしかける。僕は反応が少し遅れたのと足が残っていなかったのとで追えなかった。結果は山神さんがスプリントで圧倒して優勝。流石です。個人的には最後の最後でスプリントに絡めなかったのが悔しかった。やっぱりレース走となると普段の練習とは違い、かけひきなど頭を使ったりする必要があって難しいし面白い。なによりみんな速くなる笑。

各日の振り返りこんな感じで、厳しくも楽しい合宿でした。自信をつけるという点では、以前よりも力がついているという感覚は持てたし、合宿中にも成長できたと思っているので良かったかなと思います。後は次のレースで成果を発揮するだけです。みんなと競って刺激しあえてモチベーションも上がりました。

こんな合宿を計画していただいた二回生と米を提供してくれた手嶋、運転していただいた方々本当にありがとうございました。

この合宿で感じた自分の弱みをしっかり克服するため今後も練習頑張ります!
ー 一回生西田優大 ー