3回生福元です。今回は岸和田競輪場にて高体連主催の記録会に参加させて頂きました。種目は200mFTT、1kmTT、4kmTTの3つでした。天候は曇りのため暑さは程々でした。

最初の種目は1kmTT。以前より重めのギアにしてゼロスタをいかに突っ込めるかがいつものテーマ。何度やっても慣れない種目だけれども今回は異様な緊張具合だった。ゼロスタでケイデンスを上げるのがこの上なく気持ち悪い、すかすかのギアを無理矢理上げていく感じ。いつものフォー厶を出すのも忘れてひたすら漕ぐけれど残り600mでケイデンスの維持が辛い。1番力の出るケイデンスと今回のギアでスピードの出せるケイデンスが大きく離れている感覚。要はギアが軽かったということだけど残り400mは200m毎に1秒ずつ遅くなったらしいから十分にA基準は狙えたのかな。結果は1.12.370でした。

次に200mFTT。これは緊張することもなく慣れたバンクで慣れた種目といった感じ。全日本学生選手権に合わせたギアで挑戦、このギアはベロドロームの急傾斜に合わせたものだから今までの自分なら明らかに重すぎて踏めないだろう負荷。岸和田競輪場は400mバンクだから比較すると傾斜は緩め、試すにはいい機会ということでチャレンジ。上バンの周回が重くない??という雑談を試合前にしたけれど対して重さは感じなかった。自分の体重を上手くペダルに伝えてるんじゃないかなと思う。駆け始めは普通、コーナーに突っ込むあたりで最高の加速を感じる。重いのにどんどん回ってく感覚。タイムが出る確信でもがき切るとタイムはぎりぎり自己ベスト、11.210。このバンクにて過去最高のギアでこのタイムはよかった。全日本学生選手権でこのギアを完全制圧して挑めるのはかなりの自信になった。この時点で1kmTTも最初からこうしてりゃよかったとかなり後悔してた。

次に4kmTT。これは1番苦手種目でどこまでやれるか挑戦したくて珍しく参加させて頂きました。一緒に走るのは京産大の松下くん。彼はめちゃくちゃ速い。とにかく彼を視界の左側に入れることを目標に走るも想像を超える速さだった。1周回を終える間もなく左側を見る余裕も無くどんどん追い上げてくる。とにかくハイペースで走り続けようとするも5周回目でペースガタ落ち。6周回くらいにはラップされ、速度域の違いに驚いた。
結果は5.26.230、遅い。学んだこととして自分は三分しか保たないということがよくわかった。あと2分伸ばすだけで自分の総合力がもっと上がると思うと楽しみが増えた。自分と40秒もの差をつけた松下くんとは実力差的にこれから試合をするのはなかなか無いだろうからとても勉強になった。10〜11月頃にもう一度挑戦しようかな?とは思っている。

2度目の1kmTTを走る機会を頂いたのでギアを少し重くして挑戦。ゼロスタを大失敗したもののケイデンスを上げるのが苦痛じゃなくなってた。後半も大きく減速することもなくケイデンスも下がらなかった。タイムは1.13.2。4kmTTの後にタイムがそれほど落ちなかったというとことは次はもう少しギアを重くしても攻められるということだと思う。

今回の記録会で全日本学生選手権前、国体予選前にやりたいこと、試したいことが全て試合の強度で試すことができました。このタイミングで正しいこと、間違っていることがよくわかったからこそ次は300%の力を発揮してやろうと思います。今回高体連の方々のおかげでこのようにたくさんのことを学ぶことができました。本当にありがとうございました。

 

 

 

ー3回生 福元啓太ー