こんにちは!3回生の熊谷です。今回はいよいよ7葛チャレンジの後半編です。
前半編では4葛を制覇したところまでいきました。最初に言っておくとラスト3本は本当の地獄でした。7葛に挑戦しようと思ったあなた!地獄ですよ!上りもそうですが、下りを気を付けてください!どれだけしんどくても前を向いて走るようにしてください。本当に危険ですから!
それでは7葛後半編いきましょう!
【犬鳴】
距離:11.1km
平均勾配:6.3%
このコースは道幅は狭いですが路面は普通で勾配が緩めなので下りは楽です。
ただ距離が長いので上り始めると疲労もあってキツイ。最初の区間は勾配が緩めなので、結構ハイペースでいけます。ここまでくると勾配の感覚がおかしくなり、7%くらいの勾配が平坦のように感じます。スピードは乗らないのですが(笑)。
少し心霊チックなトンネルを抜けると勾配のキツイ区間が始まります。断続的に勾配がキツくなるので、ペースを狂わされました。個人的に1番苦手なコースです。
ハイカーさんも多く、15%を超える勾配区間ではツールドフランスの観客ばりに応援していただきました(笑)。ダンシングを多用しながら上り、ラスト3kmを切った辺りで突然悪寒を感じました。ハンガーノックになる!と思い、すぐにゼリーを補給!何とか難を逃れました。
ようやく5葛。あと2本。疲労を超えて憂鬱さが僕を襲います。
【蕎原】
距離:8.3km
平均勾配:7.5%
ここは難易度2位のコースです。まず下りがすごく危ない。道がかなり荒れているので、下るだけで疲れます。斜度も軽く15%を超えてきます。ブレーキを握り続けないと死んでしまいます!
そしていよいよ上り始めます。上り始めてすぐは緩いです。ちなみにこのコースにはおいしいパン屋さんがあります!今回はノンストップなので入れませんでしたが、行く方は是非寄ってみてください!
ある程度いって橋が見えてくるといよいよ地獄の激坂が4km続きます。しかも緩むところがないので永遠20%近い勾配を上り続けることになります。加えてずっとストレート。気が遠くなります。もうダンシングしないと上れません。ひたすら10km/hくらいで進む。地獄です。疲労がピークを迎えて気を抜くとすぐに足が攣るようになりました。
するとここであることに気付きました。ダンシングしながらでも使う筋肉を分けれる!僕は今まで分けれないと思っていましたが、限界を迎えても回し続けないといけない状況で初めて気付けました。今回最大級の収穫になりました。
この収穫のおかげで気持ちも切り替わり、そこからはランナーズハイみたいな感覚で一気に上りきることが出来ました!一気と言っても12km/hしか出てないですが(笑)。
【中尾】
距離:8.9km
平均勾配:8.2%
いよいよラスト。ここのために取っておいた最後のゼリーを補給して下り始めました。蕎原で感じたランナーズハイは激坂をブレーキいっぱい握りしめて下っているとゆっくりゆっくり消えていきました。下り終えるころにはその反動が来てしまいました。このまま迂回して鍋谷峠に逃げようかと真剣に考えました。
そんなこんな思いながらもノンストップなのですぐにUターンして上り始める。
ここからが本当の地獄でした。激坂区間に入るとダンシング出来ないくらいの疲労で自ずとシッティングに。体重の軽さのおかげでなんとか上っていけます。何回足をつこうと考えたことか。暗峠越えの平均勾配と言えば凄さが伝わるかと思います!
つづら折り区間があるのですが、本気でやばくてジグザグに上るという最後の手段を使いました。ここは自分で勝手に和歌山のラルプデュエズや!と命名して無理やりテンションを上げます。
この激坂区間に天空の村というのがあるのですが、ここが1番つらい。最大勾配が25%もあります。それにこの25%の勾配は逃げることが出来ません。コーナーの内側が最大ですというならば外側を通れば避けられます。しかし、ここは直線で25%です。頭の中真っ白で上ります。
激坂区間で絶命寸前までいった所でメッセージが書かれた柱が目に入ります。「お気をつけて また来てネ」。柱に罪はありませんが一言。「クソったれ」。汚い言葉で申し訳ないです。けどこの柱のおかげで少し元気回復。気持ちが大事ですね!
そして勾配が緩むとあと少し!疲労の限界を超えると意外と回せる!このときが1番アドレナリン出てました。
14:30。遂に長い闘いを終えてゴール!7時間ぶりの固い地面に倒れこむ。幸せ!
7葛チャレンジは自分の想像を遥かに超える難易度でした。しかし、終えてみるとすごい達成感!と共に超絶怒涛の疲労感(笑)。
皆さんも1度挑戦してみてはどうですか!?
僕は二度とごめんです(笑)。
それではまた!!
―三回生 熊谷飛鳥―