お疲れ様です。三回生の小西瑛久です。
インカレトラックに引き続きロードレースのレポートです。
コースは修善寺の5kmサーキット、28周回の140km。今回もスタートから50kmくらいまでペースが早くて我慢所だと思っていたからボトルは1本だけ、中身も少ししか入れず少しでも自転車を軽くしてスタート。

スタートは谷さんとかなり早めに並んで、3列目くらいからの出走となった。けど、谷さん、自分共にクリートキャッチをミスしてかなり後ろに落ちる。そこからの下りでほぼ最後尾に。レースの序盤に最後尾に落ちてしまうのは本当に悪い部分だけど、今シーズンはいつものことになっていたので慌てずにこなしていく。1周目はペースが速かったけど、それほど脚も使うことなくいけた。2周目も同様に。登りでほんの少しだけポジションを前に上げて下りで耐える。沿道からの応援が凄くて本当に楽しい。関大メンバー以外にも愛媛車連関係の方々や関西の知り合いの人たち、秀峰亭では両親も見てくれていてかなりテンションが上がる。
3周目の長いホームストレートを終えた後のコーナーで落車があった。集団のかなり前の方で落車があったらしく、大きく集団が割れてしまう。自分は後ろの方で下りをこなしていたから転けることはなかった。が、道いっぱいに自転車、人が転けていて前に進むには自転車を降りて担いで復帰する必要があった。前の集団を見ると、とっくに登り始めて真ん中くらいまでいってしまっている。少し前には谷さんもいて集団を追いかけている。自分も気持ちをすぐ切り替えて、京産の安田君、立命の長南さんと3人で追いかける。自分より力のある選手が周りにいて助かった。こんな所でインカレを終えたくない一心で追いかける。秀峰亭を登りきると同時に追いついた。3人で追いつけたことを考えると集団もペースダウンしてくれてたみたい。谷さんも復帰してて、隣に行って落車のことを少しだけ話す。いつもレース中に谷さんが近くにいたら安心する。これがエース、キャプテンの背中なんだと思う。(こんなかっこいいこと書いてるけどかなり脚は限界)
4周目はかなりペースが落ちていて助かった。しかし遅いペースでもキツイと感じる。なんとか脚を休めたい、その一心で集団で粘る。5周目のホームストレートを終えた後の登りでペースアップ。思いっきり千切れる。必死で登って、下って前を見たら集団が見えなくなってしまった。自分より先に千切れた選手にも付いていけずに、2周ほど単独で走って初めてのインカレロードはDNF。秀峰亭で赤い旗が振られていたのを見た時は悔しくて悔しくて堪らなかった。両親が来てくれて、手嶋が来てくれて、なんとか立つことが出来たけど自分の力の無さを痛恨した。
谷さんは落車から復帰した後も単独で飛び出したり、最後には一桁順位を狙える位置で帰ってきたりと本当に感動した。こんなに自転車で感動したのは始めて。自分が勝負に絡めなかった悔しさと、谷さんの走りを見て何とも言えない物凄い自転車へのモチベーションが湧いた。

今年のインカレはこれで終わり。不完全燃焼と言えばそうなるし、実力通りの結果でもある。それでもサポートしてくれた監督、コーチの方々をはじめ、様々な方のおかげでなんのストレスもなくレースに挑むことが出来ました。本当に有難うございます。
今年の頭から谷さんが岐阜に帰ってレースや遠征のこととかは自分が中心でやってきました。上回生として何が出来たかは分からないけど、充実した半年でした。(レース班のことを谷さんに任されていた分は今度ご飯でもご馳走になろうと勝手に思っています笑)
今週末にはすぐけいはんなのクリテリウムがあります。実はクラス1.2のクリテリウムは始めてなので楽しみです。後輩たちは昇格に向けてかなりテンション高めなので期待してます。関大のチーム戦なんて期待してないので、全員で優勝狙って潰しあってください。
〜三回生 小西瑛久〜