インカレ4日目
この日はロードレース

監督から事前に言われた作戦が自分にはあった
それは、ファーストアタックに乗るorファーストアタックを仕掛ける
そして、名門他大学を困惑させる
という作戦。

これを実現するには、アッツアツになるまでアップすること‼︎
要は、ハナっから全力全開でグイグイ走ることが自分のこの日の務めでした!

朝早くから、チームメイトはテントの設営。駐車場の場所取り。検車の並び。スタート位置の場所取り。捕食・台車の用意。
4回生を含めた、関大レース班が一丸となって戦う最後の日がとうとうやって来てしまった。と思いながらローラーの上でのアップを終えた。

チームメイトが取ってくれたおかげで、好位置からスタートができた。パレードスタートで落車怒るんちゃうかな?思いながら少しずつ前へ前へ。1発目の下りを終えたところで異変に気付いてしまった。
アップをして足が熱い状態から、下りで少し冷えた時の寒暖差で足の痛みが一気に増して来てしまった。せめて50kmは持ってくれ。と思いながらパレードが終了し、本スタート!

スタートして速攻で登り。1つ下りもう1つ登るとスタートラインへ帰る周回コース。だから、スタートラインまで耐えることが自分の最低条件。下り・平坦では他の選手より楽に走ることが出来るから。

でも、その最低条件さえ自分はクリアする事が出来なかった。
登りでは、どうやってもトルクがかかる。大きなトルクをかける程に痛みが増し、痛さで鳥肌も立った。それでも諦めずにスタートラインを通り、下ってバックの平坦で集団と合流。それを3周回繰り返した。だけど3周回目の登りで本当に限界を感じて、自らリタイアをした。
毎周回、遅れている自分に声援を飛ばしてくれる、監督、スタッフ、マネージャー、OBさん、親御さん、他校の人には本当に感謝しかなかった。
なんだったら1周目のパレードの時点で降りようかと考えていた。
でも、声援のおかげで3周も走ることが出来た。
0から3になったのだから、声援の力はめちゃくちゃ凄いんやなって、心の底から感じた。

レース後は、花谷トレーナーと鍼灸スタッフの青山さんに処置をしてもらって、すぐに他メンバーの応援に行った。
処置後は凄く楽だった。テーピングで固定してもらったおかげで、足の痛みが軽減されて、本間に最高でした‼︎

ニノ、久保田、小西さんは中盤まではかなり余裕そうで、これは完走!もしくは20位以内に食い込めるんちゃん?
思いながら、声MAXで応援‼︎‼︎

しばらくすると、ニノが機材トラブルが原因で降ろされる。
その直後、中盤から終盤に切り替わるタイミングで集団が一気に活性化
すると、久保田と小西さんの表情が一気に変わって、かなり辛そうに見えた

集団活性の2周回後、100km地点くらいで小西さんが降ろされ
その後、程なくして久保田も降ろされてしまった。
関大のトップロードレーサー2人ですら完走出来ないのが、インカレロードの厳しさ。

 

だけど、そんなことは分かっている。
分かった上で出場している。
バンク、ロード共に個人として、チームとして課題が新たに多く生まれた今年のインカレ。

個人としては、
全国の強者と比べて圧倒的に足りていないのが出力値。
大きなギアを踏むであれ、それなりのギアを回すであれ、結局は出力する値は同じ。出力し易い方を選んだ結果、ギアに差が現れる。自転車は、そういう単純な競技。
出力値を今の1.4〜1.5倍出せる様に、来年のインカレまでにはしたい。

また、身体の柔軟性が足りないことが明るみに出た試合でもあった。
理想のフォームにしたい気持ちはあるが、そうしてしまうと、可動域が制限されてしまい、思った様に走れなくなるといったことが自分の場合起こってしまう。現にスプリント系種目では、自分が1番姿勢が高く、他の選手は姿勢が低かった。理想のフォームで走れる柔軟性を手に入れたい。

そして、当たり前のことだけど試合前に怪我をしないこと。というのも大事な要素だったけど、今回は事前に行われた都道府県大会で大落車をしてしまい、ベストな状態で戦えなかった。どう考えても自分は悪くないし、避けようがない落車だったが、そういった事さえも身に起こらない様に工夫したい。とりあえず、来年は絶対に都道府県大会へ出る権利があっても出ないという所から始めようと思う。インカレ間近にある大会なので。

それから、準備の徹底も出来ていなかった。レース直前に使いたい機材が使えなかったり、欲しい工具がなかったり。他校の強者がそんな事で困っている所を自分は見た事がない。99%の準備。
今年中には、チーム全体が出来る体制を整えたい。

そして、最後に。自分が表彰台の1番上に立てない最大の理由。
自分が自分のことを全国で1番信じること。
これが足りていなかったと思った。
今回、ケイリンは11位。
これは、シンプルに自分のことを全国で11番目くらいでしか信じてあげられなかったから。
1位の人は、全国で1番自分のことを信じていたから、1位になれる走りを出来たのだと思う。
自分を根こそぎ信じられる選手になる。これは、今年中に絶対やる。

 

来年の目標は
200FT 10.500
1kmTT 1.04.500
ケイリン インカレで決勝へ登る
99%の準備をインカレまでに‼︎‼︎

これが、自分の来年の目標
全て達成できる様に、
今日から出来ることから取り組んでいく。

 

最後に
6日間、帯同して下さったケアトレーナーの青山さん!ありがとうございました‼︎
青山さんが居て下さらなかったら、自分は全く走れず、散々な結果に終わっていたと思います。
結果でご恩を返したかったのですが、叶わず申し訳ありません。
来年必ずリベンジを果たして見せます‼︎

監督・スタッフさん・OB OGさん・マネージャーさん・先輩・同期・後輩・親御さん・他校のライバル・それから友達まで
本当に何から何までありがとうございました!!!!!

お陰様で、自分の中で一生忘れる事のないインカレを過ごす事が出来ました

幸いにも、自分はもう一度インカレを走るチャンスが残されています

その、残りの1度のインカレ
もう一度、応援願います。

長くなりましたが、これにて

 

 

 

 

〜3回生 山神 海晴〜