お疲れ様です。2回生の西田です。

8月31日から9月3日までの4日間、長野県で行われたインカレへ行ってきました。天気予報はあまりよくありませんでしたが、競技中は4日間とも良い天気でした。
今大会は、僕にとって初めてのインカレで、チームとして1番の目標としていたため、みんないつも以上に気合いが入っており緊張もみられました。また、他の大学も同じように考えているので周りの雰囲気も違いました。

僕たちは大会の前々日入りして各自ロード、トラックの試走をし調整を進めました。今回はトレーナーの方に帯同していただいたのでマッサージや針で疲労をとり万全の状態で挑めるようケアしていただきました。ありがとうございました。

【そして迎えた大会初日】
開会式を終えて、この日は福元さんと山神さんのスプリント、山神さんのケイリン、手嶋の個抜きがありました。この日は僕は何も出ないのでサポートと応援を全力で。スプリントは他大学のトップ選手との大きな差を感じさせられました。見た目から違う。間近で見ることでその迫力に圧倒されました。僕には筋肉が全然足りていないことはもちろん、ダンシングのフォームから分かる体幹の強さも見てとれました。ケイリンは見てても恐いくらいで、あのスピード域でのバイクコントロールはすごいなと思いました。個抜きでは同期の手嶋の姿に良い刺激を受けました。

【2日目】
この日は、朝イチからケイリン、チームスプリント、団抜きと立て続けにあり、サポート面では少しあたふたしてしまった所もありました。
僕はチームスプリントの1走目での出場でした。333mのバンクなので、僕が走るのは333mだけ。これに全てを出し尽くすつもりで挑みました。また、僕は今回、監督と小西さんに「走らせていただいている」立場なので本当に結果で恩返ししなければならないと思っていました。練習段階ではゼロスタに関しては以前よりは良い手応えをつかんでいました。ゼロスタさえきまれば全力でもがききるだけなのでそれと発射台だけが不安でした。緊張もみんなが言うように他の大会とは全然違い、前日からゼロスタのイメトレをするだけで心臓がバクバクでした。
前日マッサージをうけ、当日アップも入念にし、いざスタートへ。いろいろとまわりのお世話をしてくれた人たちに感謝しつつ、位置についたら頭を切り換えていつものようにゼロスタで意識するところを確認、再生する。自分の中では福元さん、小西さんが視界に入ってこなかったら成功。思い残すことなくもがける。発射台でしっかりペダルとストラップをつけて必死に落ち着こうとする。顔を上げると15秒前で長すぎず短すぎず丁度良いくらいでした。で、あっという間にスタート。まぁまぁ。というところでピストルの音が聞こえてストップ。フライングでやり直しでした。焦らず落ち着いてもう一度。こういうときにいろいろ考えすぎるのが悪いところ。次フライングすれば失格、走ることなく小西さん最後のチームスプリントを終わらせてしまう。それだけは避けないといけない。緊張が増してしまう。さらに、カウントが始まるのが早かったのか、ストラップをつけ終わったところで4秒前だった。もっと確認しながらするべきだったと思いました。まじか、と思ったけど、やるしかない。意識するポイントの再生が不十分のままスタートしてしまいました。視界には福元さんがだいぶ前に見える。そのあとは必死で正直あまり記憶がないです。結果は1’08.504で17位でした。小西さん1人のタイムより遅かったです。みんな優しくて何も言わなかったけど、1走目としては相当ひどかったと思います。悔いの残ってしまう走りでした。もう4回生に直接恩返しはできなくなってしまったけど、今回走らせてもらったことが無駄ではなかったことを証明することが次に僕がしなければいけないことだと思います。
この日はあとは団抜きとケイリンがありました。団抜きはチームとして1番目標としてきた種目で応援にも力が入りました。強豪校が崩壊していく中、関大は最後まで崩れず目標タイムに近いタイムを出し11位に食い込みました!あと一歩で10位、あわよくば入賞圏内というところまで迫る走りを見していただき感動しました。

【3日目】
この日は山神さんのケイリンの順位決定戦がありました。また、少し早めに行ってチームスプリント決勝を見ました。圧倒的な力の差を感じました。ケイリンが終わったら山形村へ行って宿へ行きました。向かい風がきつかったです。

【最終日】
ロードに出る5人の選手を全力でサポートするために各自考えて動きまわりました。朝は5時に起きて場所取りとりとブース設営でご飯を食べに往復して、選手が到着すると付き人はいろいろ手伝ったり、他の人は検車などの場所取りに行ったり。スムーズにできていたと思います。そしていよいよスタート。僕は伝達係だったのでその位置へ向かい、応援しました。ロードは一瞬しか選手を見れないけど、その一瞬に力が入るし、選手とも近いので表情を見たり声をかけたりしやすくて楽しかったです。同時に来年こそはあっち側に立ちたいと思いました。今回、ロードに出た5人の選手と全国レベルの差を見て、自分との差に置き換えるといくつもの壁を感じました。

今大会で見たもの感じたものを無駄にしないように今後の課題としていきたいです。特に、正直今まではぼやけていた全国のレベルを体感できたことは貴重だったと思います。ロードに関しては他大学の人の練習強度は分かりませんが、出た5人の選手とは一緒に練習していたのでそこからどれだけ強度を上げるべきなのかが少しでも分かって良かったです。
自分に足りていないものは何かと言われたら、逆に勝っているところがないくらい全てにおいて劣っていますが、その中でも特に感じたのは、
①単純なパワー、重いギアを踏めるだけの下半身の筋力とバイクをおさえつける上半身の筋力
②合宿中から監督に言われていたペダリング、スライドや休むイメージがつかみきれなくてまだまだ意識してなれる必要がある
③乗りこみ、12月・1月くらいの練習量を維持できなかった、やっぱり月1500km+αは最低限必要だと思った
④ストレッチなどの体のケア、トレーナーの方にハムストが硬すぎて腰の痛みにつながっていると言われて反省した
⑤体をしぼりきれていなかった、小西さんは間近で見ていてすごかったけどそれでも全国レベルには手が届かなかったことを考えると相当の追い込みが必要だと思った
4回生が最後なのかと改めて思うと何もできなかった自分が情けなくて悔しいです。来年も同じことを繰り返したくないので、今回の経験のおかげでと言えるような結果を残せるように練習しようと思います。また、新人戦や行田など月1回くらいのペースでレースもあるので目先の結果にこだわって気持ちをきらせないよう気をつけます。来年の目標は、まず今年中にクラス昇格・1kmTTでA基準。そして、今年と同じなら4回生は就活で忙しい時期なので、チームTTも僕らの学年が引っ張っていかないといかない。メンバーに選ばれるように練習します。最後にインカレではチームスプリントでリベンジを果たし、ロードは完走。もちろん西学・西カレも重要で、そちらは個人種目で表彰台を目指したいです。
現状の自分では大きすぎる目標かもしれないですが、全てはこれからの行動次第だと思うので、周りから見ても本当に行けるんじゃないかと応援したくなるような選手になれるよう練習していきますので、来年も関西大学自転車部の応援よろしくお願いします!

今回いろいろと用意してくださった監督、マネージャー、トレーナーの青山さんと花谷さん、応援にかけつけてくださったOBOGの方々、差し入れをいただいた方々、どうもありがとうございました!

 

ー 2回生西田優大 ー