お疲れ様です。2回生の二宮です!今回はインカレのレースレポートを書きたいと思います。レースはトラックとロードレースの2種類。長くなると思うので2回に分けて書きたいと思います。長くなると思いますがお付き合い下さい。

トラック競技
種目:4kmTP
場所:長野県松山自転車競技場
気温:朝方は寒く、風が強く吹いていて出場ぎりぎりまで肌寒く感じた
調子:95
ギア:50×14

初めてのバンクでスピードがのりやすく上がりやすく高速バンクと言われてる意味がわかるくらい走りやすいバンクでした。前日にギアはどうしようかと考えていて、屋外バンクもあり、団抜きは回す方が良いと監督に教えて貰ったので50×14に設定しました。大会当日は朝から寒く試合開始はどうなるかと心配してましたが、良い感じに晴れて快晴の中の試合でした。しかし、肌寒く感じ大阪とは大違いと感じました。
目標タイムは4分33秒。合宿から合わせをしており、クリアできるんじゃないかと思う反面自分の中では色々な事を考えていました。西カレでは機材トラブルで自分がどれだけ走れるかわからないし、合宿期間の合わせも上手く走ることができませんでした。団抜きメンバーに選ばせて貰ったことは凄く嬉しかったですが、団抜きメンバーの中では一番弱いので凄くプレッシャーを感じていました。あきさんも山神先輩も凄く速いし、同期の手嶋は調子と実力が上がっており団抜きの中ではエース格と言わんばかりの存在がありました。自分はそんな事なく数合わせのレベルでした。自分の心の中では岸本が走ったほうがいい走りできるんじゃないか、このプレッシャーから解放されるんじゃないかと考えたこともありました。しかし、合宿の時岸本が一緒に走ることがありましたが、実力は追いついておらず、自分しか走る人はいないと思うようになりました。チームのため、去年以上の成績を残せるように自分しか出来ないことを今できることを精一杯しようと決意しました。

大会当日、試合が近づくたびに緊張とプレッシャーがありご飯が美味しく感じないぐらいになってました。しかし、それは自分だけでなくてあきさんも山神先輩もみんな同じことになっていて自分だけじゃないと言い聞かせて少しでも緊張がほぐれるようにしました。バンクに入る前に監督の言葉や、同期からの握手、応援で背中を押されてバンクに入りました。
前日に花谷さんから教えて貰ったストレッチ方法をして、自分のルーティンをして自転車に乗りいざスタート。
去年は思い切り突っ込んで空中分解がありましたが、その去年の反省点を生かして今回は抑え気味。いい感じに手嶋がスタートをきってくれて設定通りのラップタイムを刻むことができました。自分も刻むことが出来て番手交代。バンク内は風が強く周回を重ねるごとに疲労が溜まっていきました。そのまま周回をこなし、ラスト1周の周回が見えて自分がロケットとなり上がろうとしましたが、3人という言葉が聞こえてすぐさま後ろに着く体制に。その時には足が残っておらず少しでもタイムと集団から離れないように踏みまくりました。少し離れて4分35秒。目標タイムとは2秒も落ちたタイムでゴールしました。

終わった後は足が棒のようになり、口の中は血のような味が広がってました。タイムがわかったのはダウンしてからでそれまでは頭が真っ白であまり考えることが出来ませんでした。タイムを聞いて関大記録を更新できたことは嬉しかった。しかし、目標タイムまで届かなかった悔しさもありました。4回生と走る最後の団抜き。タイムを出せなかった悔しさともう走れないんだなと思う切ない気持ち、憧れの先輩の悔し涙、あまり良い走りができてない自分に対して「良かったよ」と声をかけてくれた監督とチームのみんなの優しさに思わず涙が溢れてしまいました。タイムは出せなかった事は凄く悔しかった。

 

でも、それ以上に走り終わった後、このチームで良かったと思えることがたくさんありました。一つの種目にチームみんなで挑む姿は凄く良かったです。応援も聞こえて凄く力になりました。去年よりチーム力は強くなっていると感じたし、改めて好きになりました。

今年は個人種目には出場できませんでした。チームとしての目標にチャレンジしていなかったからです。では、チャレンジして個人種目に出場していたらチームに貢献できたのか?っという話になりますよね。

今回のポイントレースやスクラッチを見て感じたのはあの舞台に立ったとしても勝つ事、最悪完走すら厳しいと感じました。まだまだ力が足りないと感じましたし、監督が言っていた2.5kpを130回転は必要だと感じました。日体大の選手の友達に聞いてみると取り入れていると聞きました。しかも、短距離選手も出来ると言っていました。それぐらいがなければ全国では戦えないと強く思いました。自分の足りないことを大きくあげるとしたら、

1.独走力

2.パワー

3.インターバル強化

4.A基準

5.積極性

だと思います。独走力やパワーインターバル強化などはパワーマックスや筋トレ「スクワット」など。A基準のタイムを出せるようにならないと一個上のレベルでは戦えないとわかりました。

A基準は大きな指標だと思います。積極性これも大事だと思いました。今回のチーム目標のチャレンジも自分の積極性、チャレンジ精神が足りないからチャレンジしなかったと思います。レースだと長く引く事とかアタックするとかに値してくると思います。フィジカルからメンタル面まで足りないところがたくさん感じたインカレでした。見るだけでもいい刺激になりました。

 

来年は団抜きは30秒以内、個人種目はポイントレースが廃止されるようなので、マディソンかオムニアムで大学ポイントをとれるような選手になることが目標です!

来年のインカレは始まってます。今年足りなかった事を来年までに強くして今回の悔し涙を嬉し涙に変えたいと思います。来年は自分達が引っ張れるように。自分が走れるのは2年。でも、されど2年。1年はすぐやってくるので1日1日無駄にしないように過ごしたいと思います。

 

-2回生 二宮誉仁-