こんにちは。4回生谷です。
最近本屋で「ロードバイクトレーニングの科学」という本を見つけて、このカヴェンディッシュがストレッチしている写真が他の本にはなさそうで、ちょっと内容に興味を持ち久しぶりに自転車の本を購入しました。

image

 

 
その本に書いてある内容で、ペダリングの踏む動作について書かれていました。
ペダリングの踏む動作には、大腿四頭筋を使う膝関節主導のペダリングと、ハムストリングスを使う股関節主導の筋肉の使い方があるそうです。
膝関節主導で踏む人の特徴としてペダリング時に踵が下がった状態のアンクリングになり、アンクリング時にふくらはぎに負荷がかかっている。
また筋肉の収縮の違いが3形態に別れ、膝関節主導で踏んでいるとエキセントリック収縮という最も負荷の大きいため、長時間の運動に耐えれない(吊りやすい)。アンクリング時のふくらはぎの収縮はまさにこのエキセントリック収縮となっています。

この知識を得て、自分の今までのレースで足を吊った場面を振りかえるとふくらはぎや前ももがほとんどでした。そこで、自分のペダリングを今の期間見つめ直しています。膝関節主導から股関節主導に変える作業というよりも、どちらとも使い分けることができるようになることがゴールだと思っています。
以前11月の頭に行ったバンク合宿の際に「頭のイメージと体の動きが一致している」ことが大切だと学び、自分が使いたいと思っている筋肉が思ったように使えるようにすることを以前よりも意識するようになりました。今回のペダリングについても同じ考えで、「変えるよりも使い分ける」ことが大切だと思います。
実際に取り組み始め、最初に本に書いてあった階段のやり方から行い、次にローラーでペダリングの確認をしました。自分は下死点でのアンクリングがあって、そこから引き足を使うため、ふくらはぎに余計な負担をかけてしまっていると自分では思っています。そのため、股関節を使うことを意識するのと、足首を固定させて踵が下がらないようにしました。
次にパワーマックスを使って行いました。関大のジムにあるパワーマックスはフラットペダルにバンドを付けたタイプのため、踏み足が意識しやすいです。10分走は以前は368wぐらいが限界で、走り終わったあとは足に負担がかかっていることが分かるぐらいでしたが、今回は375wまで向上し、足への負担を感じませんでした。しかし、体幹部に大きな負荷が応じました。
またこの間の関大練で2年ぶりにパワーマックス130回転5分間維持×3回(休憩90秒)の関大定番メニューを行いました。当時はこのメニューをたくさん行い、負荷2.3kpが最高でしたが、今回は2.6kpで2本目ラスト90秒まで維持出来るようになりました。維持が出来なくなったのは心肺機能がついていかなかったと感じました。
使う筋肉を変えてみると、まだまだ鍛えないといけない部分が出てきました。
またこの間の関大練の時に監督にペダリングを見ていただき、上死点付近の押し出す踏み動作やいろんなメニューに酸素摂取量を上げるメニューも付随でするといいとアドバイスをいただきました。
アドバイスをいただいたことと、自分が感じたことを合わせてこれから練習していこうと思います。

ここ最近でいろんな課題が出てきましたが、自分はまだまだ未完成であり、まだまだ伸びると考えたら、楽しいなと思いました。まだまだ関大でできることは多いので、最後まで使えるものはフル活用していきます。

-4回生谷 順成-