こんにちは、2回生の田渕です

昨日は1回生の西田を誘って守山野洲クリテリウムに出場して来ました。カテゴリーはC1です。

今回この試合にエントリーした目的は、シーズン前半でどの程度コンディションが上がっているのか確認するためです。

レースは周回コース12周で2周に1回ポイント周回となるものでした。(ポイントレースはレースが活性化しやすくコンディションの確認にはもってこいです)

今回はレースを走るにあたって自分の中で2つルールを決めました。1つ目は「できるだけ風を受けて走る」です。これは足を浪費するという意味ではなく、余裕を持って集団内で休むぐらいならアタックして逃げてやるという意味です。

2つ目は、「ポイントはスプリントで狙わず逃げて取りに行く」です。これは落車回避と、僕の目標とするスタイルだからです。最近、優勝できる選手には勝ちパターンがあるという事を感じるようになりました。(気づくのが遅すぎますが…)

レースはC1とC2の混走で野洲川の河川敷とそれに平行する道を利用した周回コース、向かい風区間が40〜45キロ、追い風区間が40キロ後半ぐらいのペースで進む。

最初のポイント周回は、どれぐらいのスピードでどんなスプリントになるのか知りたかったので集団の真ん中ぐらいで見る。結果、残念ながらスプリント力皆無の僕には絡めなさそうでした。

2回目のポイント周回は4周目で位置取りをして集団前方を維持、左前の選手が落車し、緊急回避後スプリントをする選手の後ろに着き位置し前方通過。スプリントをした選手がペースを落としたので、僕はそのままスルスルっと集団から抜け出して単独逃げになりました。

力を使わずにアタックをかました状態なのでそのまま踏み続けると思っていたより差が広がる。しかしホームストレートに戻ってくると赤旗が振られてレースがニュートラルに…。そこからニュートラル2周回の後レース中断。

逃げている状態での中断は残念だったけれど、せっかくレースの展開を整理できる状況をもらったので有効活用するべく西田に状態を尋ねると、「思ってたよりペース余裕です。」とのこと。これなら完走するのは問題なさそうなので、別の事に挑戦してみては?と持ちかけ集団の前方に位置する事と、逃げてみる事を提案。(レースの中断は前半の反省をすぐに後半に実践するという意味でも結果的には良かったように思います。)

レース再開は残り7周からで、6周目のポイント周回はアシスト並みの早がけで撃沈。その影響でその次のポイント周回まで集団後方に埋もれました。

僕が集団後方で苦しんでる中、西田は前方で先頭を引いたり集団から抜け出そうとしてみたりとレース前半の反省をいかして試行錯誤していました。目的を持って動いているのが目に見えて分かるので、後輩なのですが素直に尊敬できる選手です。

残り4周で1度ペースダウン、西田の前に入りアタックのタイミングをうかがう。1人の選手がアタック、集団内に強力なチームメイトがいる選手なのでその選手に後でブリッジをかけられると厄介。集団が牽制を始めたので僕自身でブリッジをかけ逃げを狙う、後ろから2人追いつき4人でまわしたが半周ぐらいで追いつかれてしまった。

残り2周、逃げたこともあって足がきつい…
集団スプリントにしたくない選手が代わる代わるアタックしてペースも落ちない…
4人ぐらい前に逃げているが集団も追いつきそうで追いつけない。ブリッジをかけたいがもう足が…。

最終周に入って仕方なくスプリントに備えた位置取りに変更。ホームストレートが長いので最終コーナーは集団6番手ぐらい。4人の逃げを吸収しつつ最後は5着。

ポイントまで後1つ足りなかった。
位置取りは悪くなかったはず。
やっぱり今のスプリントではこれが限界ですね。

レース後、優勝された選手に走り方についてアドバイスをいただきました。レース中プロで走っていた選手の後ろを走ることで集団での位置取りなど多くのものを得ようと試みてはいたのですが、直接声をかけてくださり、今後改善すべき点を明確にすることができたことで、僕にとって今回のレースを有意義なものにすることができました。

長くなりましたが今回のレースはそれだけ得るものが多かったと感じています。僕の目指す場所はもっと上なので、今回の結果におごらずさらに上のレベルで戦える力をつけたいです。

 

 

 
ー2回生 田渕春歩ー