3回生福元です。今回は岸和田競輪場にて、西日本大学対抗選手権自転車競技大会、通称西カレに参加しました。種目はスプリント、ケイリン、チームスプリントでした。

1日目、朝一番の種目はいつもスプリント予選。200mFTTはこれまでよりさらに重いギアで挑戦。かけ下ろすタイミングがいつものギアの時と同じにしてしまったため、脚が全然回らず出し切った実感もないまま終了。アナウンスは〜.2秒〜と聞こえて12.2秒!?終わった…と思ってヒヤヒヤしながら帰ると11.208秒で自己ベストだった。この感触でこのタイムだから霞の先の10秒台がようやく掴める気がした。

時間が空いてケイリン予選。上位3人上がりだから確実に詰めるために朝日と鹿屋の選手をマーク。先行した鹿屋を様子見して仕掛けた朝日に着いて結果3着。
続いてスプリント1/4決勝。相手が様子見に徹してひたすら斜め後ろからついて来るから相手の仕掛けるラインをひたすら蓋していると相手が滑って落車。やり直して同じ展開になりかけたから危険の予防を兼ねて先行して勝利。

また少し時間が空いてチームスプリント。ゼロスタから西田について行くのがしんどい。2走の自分は最初の200mだけ勢いがあってあとは大きく減速して酷い走りだった。
終わってから後輪を見るとシャフトが砕けて後輪が擦っていた。メカトラで大きな迷惑をかけてしまった。
そのまま連続でスプリント1/2決勝、相手は格上で先行で仕掛けたけれども先行で仕掛けるアドバンテージを活かせずあっさりと捲くられた。

2日目はケイリン決勝が最初。1番後方の朝日の選手が圧倒的に強いため、運良く山神の後ろに付いたことを活かして被せて、仕掛けるにはよりアウト側を通らなくてはいけないように対策。けれど先頭の大産の選手がステアラインに上がって被せていた山神、自分も少し上がった瞬間に朝日の選手がインを突いてアタック。それ自体に驚いたけれどもかなり重いギアを掛けた自分が後ろに付くこともできずあっさりと離されたのも衝撃的だった。大産の選手を捲くってそのまま追走していたけれども最後に自分の後ろに張り付いた鹿屋の選手に捲くられて終了。
対策通りに動けていたのにもかかわらず少しの隙で全部ひっくり返されてやられるがままだったのはとても悔しかった。
次はスプリント3-4位決定戦。1本目は先行されたところを最後のストレートで捲くって勝利。2本目はとにかく先行して距離が空いたと確信して一周目の第三コーナーからかけ下ろして逃げ切って勝利…だと思っていたらブルーバンド走行の判定があったらしく降格。脚も後も無くなった3本目はとにかく先行はすれど自分から仕掛けるハートも脚もなく相手に仕掛けられてスプリンターレーンも取られて差せずに敗北。

この西カレでは自分が1番大学対抗点を稼がなくてはいけないのにもかかわらず実際はメカトラや自分のスタイルに徹したプレイができなかったという面でたくさんの点数を落としてしまった。鹿屋に届かなかった5点、朝日に届かなかった70点の内自分がどれだけ取り返せたかを考えると申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

また、スプリント1/2決勝の時点で先行のスタイルの詰めの甘さが露呈しつつも自分ではどうすればいいのかがわからないという本音もあった。けれども今はスプリントのスタイルを改めて見直す機会になって、インカレの200mFTTやスプリント対戦を楽しみだなと思える自分もある。
ケイリンの敗北は傍から見れば感心、走った自分は超悔しいという矛盾がありつつも次のモチベーションになったと思っているしインカレが近づく分、負けに対してシリアスな気持ちになっているけれどそれだけ考えることが増えていることも実感した。

今回は来ていただいたOBさんや両親に良い報告ができなかったからインカレでそれができるよう合宿で成長していきます。

 

 

 

 

ー3回生 福元啓太ー