お疲れ様です。3回生の笹岡です。

8月12、13日は岸和田競輪場にて西日本インカレが開催され、自分はスプリントにエントリーさせていただきました。今までトラック競技の中ではタンデムやマディソンなどの特殊なものを除けば出場経験の無かったものはスプリントだけで、今回が初めてのチャレンジとなりました。今まで200mTTのベストは12秒6と、当然話にならないレベルだったので、今回の目標タイムは12秒切りで設定し、135回転ほどのケイデンスでそのタイムが出ることになる50×14Tのギアで用意をしました。1日目の試走の段階でかけ下した200mでは11秒85と目標タイムを突破できたため、本番の計測の時はもう少し頑張れば予選を突破できるのでは。。と考えていました。しかし、実際の予選計測ではタレるのを恐れて腰を上げるのが遅くなったためか、12秒1という結果に。これで決勝は無いと思ったのですが、僅差で8位上がりになり、1/4決勝へ進めることになりました。ただ、8位上がりということは1/4決勝での対戦相手は予選タイムで1位の選手になります。200mで1秒半もタイム差のつく相手とどう勝負するのか。。普通に短い距離の競争と後追いでは勝てないので、早いうちに仕掛けないと何にせよ勝ち目がないと思っていました。そもそもスプリント対戦の経験が無いので、監督にも好きなようにやってこいと言われたため、自分より重い(であろう)ギアをつけている相手にしんどくなるように出来る限り低速でカントの使いづらいステアーラインから1周を残したところで腰を上げて逃げました。半周回ってバックストレートまではギリギリ保っていたのが3コーナーに入ってタレ始め、同時に相手に交わされてしまい、負けました。不意を突いたというよりもギアの差でそうなった、という感じに思えます。単純に独創力が足りませんでした。2日目は5-8位決定戦で、昨日の経験からギアを51×14Tに上げて、軽いホイールに変えて出場しました。今回は1対1でなく4人同時なので、監督にも教えていただいたように3人が見える一番後ろにつくことに。しかし、それぞれの車間が思ったよりも広く開いており、1番手の選手と4番手の自分とが20mほど差がついてしまう状況があまりに恐ろしく、監督のおっしゃった思い切って前を開ける、というところが出来ませんでした。3/4周を消化したところで1番手の選手が仕掛け、後ろ3人がそれを追いかける姿勢になり、自分は3番手の選手の後ろにつき、抜きどころをうかがっていました。しかし、2周目の2コーナーを抜けてバックストレートに入った時点ですでに脚が回りきってしまっており、心肺は余裕なのに前に出られない状態に。。そのままコーナーにかけて前に出ようとするも被せきれずに終了。結局何もできずに終わってしまいました。

今回は軽いギアを回すことが苦手なのにもかかわらず軽めなギアを選択していたことが失敗でした。1日目はそれが若干手助けになったのかもしれませんが、根本的に自分にハマったギアを選択できていなかったというミスでしかありません。数少ないスプリントの試合を無駄にしてしまいました。

とはいえ、200mのタイムの向上や、スプリント対戦の戦法を少し学べたことなど収穫は少なからずあったため、これからの試合や16日からのトラック合宿で煮詰めていきたいところです。

今回も炎天下にも関わらずOB・OGさんや役員の方々のご支援とご配慮をいただき、自分たちの結果に繋がりました。これからインカレに向けてチームのためにできることを尽くしていきます。応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは、このあたりで失礼します。

ー3回生  笹岡 洸太ー