こんにちは。一回生の片岡です。
一度インカレ遠征中に書かせていただきましたが、再び振り返ってみようかと思います。

今回のインカレでは終始サポーターとして動きました。先輩方の求めることになるべく応えられるように、自分の全力を出してサポートできたと思います。
反省点として、機材の知識が乏しいために何をすればいいのか分からず、逆に先輩に教えられてしまったことがあります。「〜取ってきて」とか「〜付けといて/外しといて」といった注文に応えられず、歯がゆい思いとともに申し訳なく思いました。今回教わったことを、今後は完璧にこなせるように練習します。
良かった点としては、本気で応援できたことがあります。バンクで選手が走っている間は思っていたよりも静かで、独特の張り詰めた空気の中では、関大の応援も他大学に負けないくらい響いていたと思います。実際、走った先輩が「どこにいても応援が聞こえた」とおっしゃっていたので、自分の本気の応援も届いたのだと思うと、この上なく嬉しく感じます。
最終日のロードレースのときには、前日に4回生の先輩方が語ったレースにかける熱い想いを思い出し、それに応えるべくさらに力の入った応援を心がけました。いざレースが進行してくると、補給内容を聞く係だったのでなかなかできませんでしたが、聞き終わった後に走り去っていく背中に向かって応援しました。結果は無念、完走とはなりませんでしたが、その雄姿は目に焼き付いています。特にこれが最後のレースであった小西さんは、もう走ることもできないほど力を出し切った様子で、泣き崩れていました。本当にこのレースに全てをぶつけていたんだなと、ひしひしと感じました。

初めて見たインカレでしたが、自転車部におけるこの大会の重要性を実感することができました。それだけに、自分に足りないものがあまりにも多いことも痛感しています。それを以下に箇条書きにしてみます。
・練習量
・筋持久力
・心肺機能
・自転車の操作技術
・勝ち負けへのこだわり などです。
こうして書いてみると自転車競技をする上で必要なことのほとんどで出場選手に劣っているのだと実感しました。他校では同じ1回生も出場していて、この差は何なのかと考えました。もちろん競技歴や経験の差はあるのかも知れませんが、やはり勝ちへのこだわりが足りなかったと感じます。強い動機があれば自ずと練習にも力が入るものですが、僕にはそれほどの動機がありませんでした。それが今回出場できなかった原因だと思います。
普段の練習であれほど速い先輩方であっても、全国に繰り出すと上にさらに強い選手が大勢いる。どれだけの練習をこなせばそこにたどり着けるのかと気が遠くなります。しかし監督がよくおっしゃっている、来年のインカレはもう始まっているという言葉を常に頭の片隅に置いて、今はパワーマックスの2.5kp 130rpm 5分間×3本 をできるようにコツコツ練習しています。また、バランスよく筋肉をつけるということの大切さをトレーナーさんに教わったので、上半身中心のウエイトトレーニングを毎日することに決めました。残念ながらお金の問題で自分の自転車を買えないでいるので、バイトと倹約でお金を貯めてできるだけ早く購入し、練習量を増やしたいです。

今回のインカレで、チームに貢献できる選手になりたいという気持ちが強くなりました。入部してから4ヶ月ちょっとが経ち、1年の3分の1が過ぎました。正直自分が成長したと大きな自信を持っては言えないため、本腰を入れて取り組まなければならないなと焦っています。来年は出場したいと思う一方、未だ自分は自転車競技自体でトラック、ロードのどちらに適正があるのかわからずにいます。1年という限られた時間の中でそれを見つけたいと思います。そして日々の練習で2.5kp 130rpm 5分間×3本を漕げるようにし、インカレに出場する、ということを来年への目標として掲げます。また、参加できるレースにはなるべく多く出場して、経験を積みます。自分はスタートラインにも立てていない状況なので、せめて出場して願わくば入賞し、チームのために一役買いたいです。

ー一回生 片岡知也ー