インカレロード dnf

悔しい、本当に悔しい。今まで走ってきたレースの中で一番悔しかった。

8月に入ってからはインカレまでにaaca、西カレ、コラッジョ合宿、関大合宿に参加してたくさんの人と走り、特に関大合宿では谷さんに参加してもらいインカレを意識したメニューで練習をさせていただいた。

インカレ期間に入ってからは、ロードでベストコンディションで挑めるようにとトラック競技の際もロード練習やコースの試走に行かせてもらったり、わがままを聞いてもらった。

ロード前日にはサポートメンバーが夜遅くまで準備してくれて、当日も自分達より早く起きて場所取り、ブース設営、検車まで何から何までやってくれた。

マネージャーには前日に個々の補給の要求を聞いてくれて、欲しいものを欲しいタイミングでスムーズに受けとることが出来た。

OBさん、親御さんも遠くから来ていただき差し入れもたくさんして頂いた。

すべての準備は整っていた。絶対に20位以内に入り大学ポイントを獲得し恩返しすること、そして4回生を気持ち良く送り出すことが僕の仕事だった。

スタート直前が一番緊張する。スタートしてしまえば何てことはないのだが。パレードスタート後もう一度止まり再スタート。距離が長いこともありペースは上がらない。すぐに逃げが決まりメイン集団は落ち着く。なるべく集団前方で省エネで走ることを意識。登りも下りも落ち着いたペースで問題なく走れていた。落ち着いてる分集団は人数が多い。補給を聞いてくれる係の前を通る度に手嶋が大きな声で「久保田さーん!!先頭と5分差ですーー!!」教えてくれる。笑ありがたい。黄の前を通るとき「がんばれーー!!」めちゃくちゃでかい声で応援してくれる。気分良く走れる。

確か6周回目くらい、だらだら登る方の登りでインナーに入れた際にチェーン落ち。乗ったまま直そうとしたが固まって動かない。仕方なく自転車から降りて直す。初めての状況なのでかなり焦ったが「焦るな」と自分にいいきかせすぐに直してダンシングで追いかける。なんとか追い付いた。

多分10周目くらいのペースがあがったときにもう脚が限界で千切れてしまった。ここがターニングポイントで、絶対についていかないといけないと分かっていたが体がついてこなかった。

千切れてから一人で追いかけたり、京産松下選手、大産源田選手と協力したがそれからも遅れそうになったりして11周目完了時にS/F地点で赤旗を振られて自分のインカレロードは終わった。

これだけたくさんのサポートをしてもらったのに何も返すことが出来ずに申し訳なさ、情けなさと悔しさで涙が出た。

走りきった後、まだ走っている選手の姿を見るのは本当に悔しかった。

テクニックに関して今回は課題を感じた。
特に感じた点は、
→100km以上を走る際の脚力
インカレだけに限らず個ロード、全日本のときも同じような距離で脚にきた。150km以上の練習が必要と感じた。

→省エネ走行
ペースが緩んでいるときの脚の休めかた、集団内での位置取りなど。

→レースの流れを読む力
レース経験が少ないので展開の予測が難しい。レースに出る回数を増やす必要がある。

また今回トラック競技出場の機会はなかったが周りから見ていて絶対に来年は団抜きのメンバーになりたいと思った。そのためにまずb基準の獲得。1kmttは走ったことがあるが、4kmも走ってみたい。

来年はロードで20位以内。
団抜き4分33秒切り目標にしてやっていく。

本当に今回はありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします!

 

ー三回生 久保田悠介ー