お疲れ様です。2回生の二宮です!今回はインカレのレースレポート、ロードレースを書きたいと思います。長くなると思いますがよろしくお願いします。

場所:長野県大町市美麻特設コース
12.6km×14周=176.4km
気温:朝は寒くレースが開始する頃には丁度いい気温になっていた
調子:90

大学一回生から出たいと思っていたロードレース。楽しみの気持ちが強かったですが、試合の日になると緊張しかありませんでした。大学ポイントを獲得できる最後のチャンス。自分の実力ではどこまで通用するのかわかりませんでしたが、自分のできる力を最大限に発揮してチームに貢献しようと挑みました。

試合の前日から最後の種目ということもあり、チーム全体が選手のサポートをしてくれました。バイクの整備や明日のテント設営の為の荷造りで寝たのは23時を過ぎていたそうで、感謝の気持ちしかありませんでした。試合の日も朝早く出かけてくれて着いた頃には試合に集中できるようになっておりとてもスムーズにすることができました。検車も人数が190人弱の選手の中で一番最初に検車できるように並んでくれて選手に最高のサポートしてくれました。ありがとうございました。試合開始5分前。選手1人1人緊張や思いを込めてスタートラインに立ちました。4回生と走る最後の試合。そう思うと寂しい気持ちがありましたが、最後にいい走りができたらいいなと思ってました。SF生全員が同じスタートラインに立てたことは凄く嬉しかったです。自分が関わってきた先輩らと最後のレース。最高の走りとレースを楽しもうと思っている中レースが開始されました。

最初はパレードラン。パレードで少しでも前にいけるようにとじわじわ前に詰めていきました。クラス3の選手ならこけそうな場面でもクラス1.2の選手はスムーズにパレードをしていてクラス3と1.2の違いがわかった瞬間でした。パレードランが終わったら登りでスタート。集団の中で自分はペースで登っていきいい感じに登れてるなと自分でも感じることができ、良い調子でした。そのまま1周目の最後の激坂。あきさんが前日に最初の4周はペースが上がるからしんどいと思うから我慢所やから我慢!と言っていたので激坂は我慢との勝負。1周目は難なくクリア出来てこれは良いところまでいけるちゃうんと少しプラス思考になってました。
そのまま2周目。自分は集団走行が苦手らしく(思ってた以上に)久保田さんのような前にいくことができなかったので集団の最後尾より少し前で後ろについてても中切れしなさそうな選手(鹿屋の選手や京産の選手など)についていました。下りで休み、登りがまた始まる。1周目とは違いスピードがグッと上がりあきさんの言っていた意味がわかりはじめ我慢と思い登ってました。我慢レベルが10段階評価なら8ぐらい。登りはまだ得意な方なのでしんどいけどクリアできました。名物の激坂。関大のみんなから応援してもらって足が回る感じがして(応援の力はすごいと思いました)激坂で前の方に位置をあげる。激坂を終わった後のスタートゴール地点が一番しんどい区間で足を休めたら終わりと自分に言い聞かせて必死についていきました。
3周目下りでペースが上がりに追いかける。集団に埋もれた所で少しペースが落ちて息を整えたり回りの状況を見たり。自分がほぼ最後尾の方にいており、190人弱いたメンバーが半分以下に。サバイバルなレースだと感じました。下り終えて登り区間。一定のペースで登っており、イン側にいたら詰まって少しスタンディング状態になることがしばしばありました。無駄に足を使ってしまうと判断したのでアウトコースを意識して走る。そうしているとイン側で詰まった選手が落車。集団の人数がまた減りどんどん走りやすくなってきました。また名物の激坂。人数が減ってきたこともあり一定のペースで登っていきました。
4周目補給が始まる周回っていうのもありペースが落ちて楽に走れるようになりました。補給のタイミングを見計らって食べたり飲んだり。登りは一定のペースで登っていくので楽に登ることができて上ハンドルを持ったりして楽な姿勢で登っていきました。激坂にさしかかってみんな補給をとったりとらなかったり。自分はまだ補給には余裕があったのでスルー。次の周回はペースが上がるかもしれないと思って補給要員にマグオンを要求。
5周目さっきよりペースが落ちてだいぶ楽な状態に。あきさんと目が合い話してると「ここからが勝負や」との言葉。補給をとれるだけとっていつでも反応できる体制に。あきさんが「前の方にあがろう」と言ってくれて後ろにつかせてもらい前に徐々に上がっていき、登り区間に入る手前でインナーに落とした瞬間、チェーンが落ちる。落ち着いてなおそうとするもののギアの中に落ちてしまいバイクを降りないとなおらない状況に。一気に焦りはじめる。落ちて必死に直してるけどなおらない。ニュートラルの車が停まってくれて直してもらって再スタート。必死に踏んで集団に追いつけと思いながら必死に踏む。人が見えて追いついたと思えば集団から千切れた選手で抜かして追いかける。途中日大の選手が応援してくれて「まだ追いつくぞ!」
と言ってくれたので諦めず精一杯追いかける。ゴール手前の激坂で集団から千切れた選手が5人ほどでローテーション回していたのでつかせてもらいローテーションに回る。激坂で補給を受け取りゴールにさしかかると赤い旗が見えました。僕のインカレロードはここで終了しました。

DNFとなり自分は応援する側になりました。強い選手の走りを見つつ関大の応援。久保田さんとあきさんが必死にくらいついてるが、周回を重ねるごとに1人また1人と人数が減っていき関大のメンバーは全員がDNF。大学ポイントはとることができませんでした。応援してる最中にあきさんが帰ってきて悔し涙を流していました。先輩の涙を見るほど辛いものはありませんでした。かける言葉もなく凄く心が痛くなりました。自分の弱さまたエース級の久保田さんですら完走できなかったチームの弱さを痛いぐらいに感じました。自分には足りない所はトラックのレポートにもあげたものも含まれますが、他に何度も坂を登れる走インターバル力や登坂力。下りや平坦でギアを踏める力。集団走行。ビビり。長距離を走るスタミナなど今の能力値より2、3倍の力が足りていないと思いました。ロードレースは長丁場のレース。関大練の強度でしんどいって言っていた自分が凄く甘いと思いました。関大練の強度の数倍の強度でインカレのロードレースはあるのでそれ以上の強度で練習しないといけないと思いました。4回生はもう走ることができませんが、僕ら2回生は後2回。先輩の悔しさを無駄にしないように1年間トレーニングを積んで来年の目標は20位以内に入り大学ポイントを獲得することです。強くなって来年は今年以上に良い走りをしたいと思います。今回サポートをしてくれた花谷さん、トレーナーの青山さん、チームの皆様、監督、マネージャー、OB、OGの方々、保護者の皆様ありがとうございました。結果を残すことができず、すみませんでした。しかし、皆様の応援は凄く力になりました。自分のいつも以上の力が出せた走りがができました。来年は更に良い走りをするのでまたよろしくお願いします!ありがとうございました!

 

 

 

 

ー2回生 二宮誉仁ー