2回生福元です。今回は大阪国体予選に出場しました。場所は生まれて初めてのサイクルスポーツセンター、種目は,スプリント、1kmTTの2つです。

朝、会場に到着し、もたつくことなく周回練。途中後ろで変な音がしたけど久しぶりのピスト、というより自転車の高速域に集中。ずっと集中していたからか終わった後、頭がボーッとしてなんかダルい。どうも脱水症状に近いかな、取りあえず配布されたos-1を一気飲み。後から教えてもらったところ松兼さんが落車してしまったようでした。その音か。

スプリントの時間。グリップは問題なく
、むしろ問題なのは自分のやりたいことができるか。いきなり本番で。なんだかんだでトラックに入る機会を逃してきたから、自分のやりたいことに対する期待がかなり大きくなっている気がした。肝心のやりたいことはハムストリングスを使うこと。もがくことに必死になりすぎて脚の筋肉すべてを使えなかったこれまでを克服するための課題。前屈になって引き足と踏み足を両方最大限に使うことを意識。パワーマックスではできた、ロードバイクはもう少し、トラックでは??といった感じ。朝の練習では形はできてたかな??といったところ。

実際にスタート、まずかけ下ろす前に最大速度域を上げるために一周目のバンクをしっかり使って加速。これは二階堂さんに指摘して頂いたことで加速してもしんどくならないけどしっかり加速、そうだ加速。これはパワーマックスでひたすら模擬練をしたから問題なし。かけ下ろす時にテンションが上がりすぎて変な声が出た。かけ下ろすタイミングは少し早かったかなと後から考えて少し感じる。向日町、岸和田競輪場の感覚でいたけど同じ400バンクでもこんなに違うんだなと思った。ハムストリングスは使えていた、ラスト100m程でいつもと違ったしんどさがきた。もしかして夏バテかな??

結果は11.990。ブランクが空いた後の試合だけどベストが出たということは少なくとも課題はできたのかな、というところ。ただ言うことがあるとすれば全体的に点数が低いということ。かけ下ろしのキレもハムストリングスの使い込み具合もかけおろし前の速度域も最後の勢いも全部がとても悪かった訳でなくけれどもとても良かったと感じられるところがなかった。タイムから見ても順当な結果って感じてしまうことがすごく悔しい。ここ最近上半身は確実に弱くなったしそもそも夏バテになっているのは外で走れていないから。わかっていたことが目の前にまた課題として積まれている訳だからやることはハッキリ。拗ねてる場合じゃない、さっさとやれ、俺。

次にスプリントの対戦、相手は自分よりタイムが少し上、いつも通りのスタイルで対戦。ラストのコーナーまで予定通りの展開。最後の一踏みが出ない、、、あれ??となって踏ん張ってるところをサラッと抜かれました。完全に力不足、乗り込み不足、以前できてたことができなくなったか〜と思った。原因は大体前述したことに通じているかな。

次は1kmTT、自身のグリップ力に問題があってこっちもドロップハンドルで挑戦。DHバーを使わずに1kmTTに挑戦するのは1年ぶり。初めての発走機には困った。世界選手権の動画とインカレでしか見たことがなかったから取りあえず目の前にいた二宮にコツを聞いて目の前で出走したところをしっかり参考にする。
おかげで大きなミスもなくスタート。後はひたすら踏ん張る。気温も落ちてクラクラすることはなかった。
結果は1.13.212。入りの200mは以前早くなってた。最後の200mは遅かった。やっぱり乗り込みが足りてない。わかりやすいタイムだった。
こちらは入賞したので景品に多目的グリスを頂きました。ありがとうございます。

最後に5-8位決定戦。とにかく走り方がわからなかったから3番目に位置。かけ下ろせるけど先頭をしっかり捕まえられる位置だった。これは正しかったと思う。失敗はこれから。
一周目の最初のコーナーで山神がアタック。こっちもかけ下ろしてホームストレートで追いつく。後ろは距離が空いてるから山神とタイマンかなと思ってバックストレートで一気にぶっちぎろうとすると山神が踏み直す。ここで抜いたとしても最後のストレートでもう一度捲くられるんじゃないかな、後ろについても最後の一伸びがでないかなと考えてしまう。結局グダグダ横について無駄な力を使ってさらに山神を差しにきたもう一人の選手にも抜かされてゴール。

難しかった。展開にこのような思考を求められるのは初めてだった。最後の思考はそもそもいつも通りの調子なら迷う場面でなかったことだし、迷ったところで判断はパパっとできたはず。できなかったのは、、、予測不足と経験不足と自信不足。正直この展開は全く想像していなかった。山神にしてやられたなと思った。合宿でもっとやりたいと思った。

今回はブランクがあっての試合で準備は万全だったかというとそうではありませんでした。機材ではなく自身についてです。そもそもこうなったのは僕自身の責任ですが、小さなことがここまで大きい影響を及ぼすのかと思うと本当にどうしてこうなったと思ってしまったこともあります。ですが、今回の試合で多少の後退もあったものの数字で言えば前に進んだ面もあり、自身の可能性を改めて確認できました。次は美麻ロード、ずっとこのためにやってきた。止まってる余裕なんてないし、とにかく今は1分1秒無駄にできない。気合入れていきます!!

最後に、今回会場に来ていただき、たくさんの助けて頂いたご父兄の方々、本当にありがとうございました。

 

ー2回生福元啓太ー