お疲れ様です。2回生の森下です。8/12,13に行われたインカレの前哨戦、西日本インカレに出場してきました!
僕の出場種目は、人生初のタンデム!
ということで、今回は2人乗りの自転車競技、タンデムについてお話していこうと思います。

まず、先ほども紹介にあたった通り、タンデムの最大の特徴はなんといっても2人乗りという点です。
なんと、前の人のサドルの真下に後ろの人用のハンドルが付いていて、その更に後方に後ろの人用のサドルが付いています。
こんな感じです。

 

ペダルもクランクもチェーンも全て”2人用”となっております。つまり、前と後ろの2人のペダリングが合わないと、効率よく進んでいかないのです。今回のペアは、僕と岸本。岸本が前で僕が後ろでした。

前でしんどい点は岸本曰く、2人分の体重と重たいタンデム本体を手先のハンドルでコントロールしないといけないので、握力をかなり使うらしいです。
後ろでしんどい点はかけ下ろしでスピードが急加速した時やコーナーを曲がる際、65〜70km/h(僕らが出していたスピードはこれぐらいです)という速度の中、重いフレームと2人分の体重によりかなりのGがかかるので外側にもっていかれそうになるのです。ジェットコースターに乗っているときのことを想像していただければわかると思います。急に曲がるときに身体が外側にもっていかますよね。あの感覚です。あの感覚を自転車に乗りながら抑えるのが後ろの人の役目です。体重を思いっきり内側に傾け、かかるGに対抗するのです。更にもがくときは前傾姿勢をとらなければならないので、岸本の右ケツに顔を当ててもがきます。
こんな感じです。

 

時間の都合上、8/10、関西サイクルスポーツセンターさんにて、1日しか練習時間をとることが出来ませんでした。
この日のメンバーは、山神さん、福元さん、僕、岸本でした。この日まずは赤バンクを2人で走ってみました。走ってみた感じ、最初は当たり前ですが少しフラついたりして不安定でしたが、意外とすぐに慣れ、1年間共に過ごしてきたからか、岸本とのペダリングもバッチリ合いました。そしてバンクの上、中め、下と周回練をしてある程度乗れるようになったらかけ下ろしでタイム計測、という練習でした。山神さん、福元さんのご指導おかげで、最終的には24秒6〜8ぐらいのタイムで走れるようにもってこれました。MAXスピードは70.0km/h出ていたそうです。本番は23秒代を目標に臨みました。

そして迎えた西カレ本番。相手は鹿屋体育大と朝日大。当然僕たちよりも走り込んでいます。できるだけ彼らに食らいついてやろうと、試合前の僕と岸本は気合十分でした。僕たちは公式サイトで調べたルールブック通りに4周走りました。しかし、西カレのルールは3周回でラスト一周を計測、というものでした。完全にやらかしました。監督からせっかく頂いたチャンスを台無しにしてしまいました。幸い、公式のタイムは4周目のものを掲載していただきました。タイムは23秒720
目標タイムには届きました。自己ベストも更新しました。しかし、僕らのしょうもないミスのせいで完全に喜ぶことは出来ませんでした。更に、朝日と鹿屋とは約2秒差。これは結構でかい差です。

今回、タンデムを経験して思ったことは、このままでは終わりたくないということです。今回、鹿屋と朝日には2秒差という大きな差をつけられてしまいましたが、逆に言うと1日の練習で彼らとは2秒差までもってこれたということです。よって、自分で言うのもなんですがまだまだ伸びしろがあると思えます。なので、来年のインカレで筋トレして身体を仕上げ、タンデム技術を上げて必ずまたリベンジしたいと思います。応援よろしくお願い致します!

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 2回生 森下 拓海 ー