2回生福元です。今回は美山で開催された西日本大学対抗自転車競技大会、略して西学ロードに参加しました。クラスは7周の部に参加しました。このクラスは1番レベルが高くたくさんのプロレベルの選手が参加されます。

当日僕は山神とマネージャーさん二人と後発組で出発したのですが9時に現地についてから駐車場に着くまでに50分かかってしまいました。当然時間が無いのでアップもできず急いで準備をし、スタートラインに着いたと同時にスタート。最初のローリングスタートの時点で無茶苦茶なブレーキと怒号が連続して非常に危険やりづらかったです。当然最後尾からスタートしたので前に上がろうとするのですが人が多すぎて前に全然上がれない。近くに朝日大学が集団でグイグイ上がっていたのでついていくことに、九鬼ヵ坂で思いっきり千切られるというより自分が遅い。全然力が入らずどんどん抜かされていく。下りも脚が回らずさらに抜かれることに、本当にダメだと思っていたが一周目を走り切ると笛と旗の振る音。どうにも大きな落車があったそうで松兼さん、濱中さん、田渕、二宮が影響を受けたそう。ここで落車に巻き込まれなかったことはそれはそれでツイていたことにしてとにかく前を向く、他に落車の影響で遅れた選手がいたのでその選手らと集団を組んで追うことに。最初はみんな無理して引いていたけど、どこかの選手が声を掛けてみんなで少しずつ引こうという流れになりそうになる。これが無いと本当に追いつけない気がしたので自分も声を掛ける、遅い選手はどんどん自分から番手を変えさせて早い選手でトレインを組む。濱中さん、二宮、手嶋もトレインに入ってかなりペースも早く走りやすくなる。2周目に入るくらいの途中で3分差と声が聞こえていけるか?となるけどやっぱり九鬼ヵ坂でみんなペースがバラバラになるから集団が毎回バラける。僕は相変わらず登りは脚が回らず1回置いて行かれて平地で一気に追いつくの繰り返し。不幸中の幸いにも山神に協力してもらって出したポジションが非常に噛み合って平坦はすごく楽に走れる。脚が攣りそうになるとポジションを上手く切り替えて太もも、ふくらはぎをなんとか保たせる。手嶋も平地は調子がいいようで本当に追いつけるかなと思っていると3周目の九鬼ヵ坂に入る前にお腹がとても痛い、俗に言う差し込みという症状。平坦は誤魔化せたけど登りになると腹筋を使うので一気に激痛に、みんなにおいてかれてしまいました。そのまま登って行くとしばらく前に千切れたはずの選手にも抜かれるようになる。これがものすごく嫌だったのでとにかく踏もうとするのが全く踏めない。下りではとにかく小さくなってブレーキを減らして耐える。その後ゴール前になって足切りにあいました。
今回はアップができなかったこと、準備不足が問題でした。第一に僕は自転車を会場でホイール交換をしていたのですが今回は準備を始めるのがとても遅くなってしまいました。そのため試合の直前まで監督にお手伝い頂くことでなんとか間に合わすことができました。第二にアップ、一周目は平坦、登り、下り全てが最悪でした。また差し込みの症状は急な運動や内臓の揺れに横隔膜がダメージを受けて発生するそうです。今回僕が特にキツイと感じたことは全て対処可能でした。僕はレースに参加すらしていないも同然だったということです。帰りは自走で帰らせていただいたのですが、平地ではもっと110ケイデンスで簡単に回せたし巡航48キロあたりで引き続けることができました。ポジションもよく作用してくれました。練習が少しずつですが形になっているという実感がレースの後でわかるのがすごく悔しかったです。悔しい。もちろんパワー不足な面も多数あり、同じ状況であった山神は完走しています。僕が弱かっただけという話ですがそれでも満足に挑めなかったのが本当に悔しい。今回は監督、両親が見に来てくれて、たくさん協力をして頂きました。なのにこんな醜態を晒して本当に申し訳ないです。両親には自分の走っている姿すら見せられなかったのはすごく情けなかった。結局僕は先週の自分より弱かったです。反省は活かせずむしろそれ以上に悪くなっている。今回の反省はここに書いたこと以上にたくさんですが前に書いたことばかりです。監督はもっと練習量を増やすよう言って頂き、相談もして頂きました。今回のレースで下回生も感じることがあり良い意味で燻っていると思います。僕は先輩である以上彼らの頼りならなければいけません。朝、夕たくさんの時間を見つめ直してもっと練習します。こんな僕ですが美麻ロードレースまでに一からやり直して勝てる選手になってみせます。よろしくお願いします。

ー2回生 福元啓太ー